カワサキ「H2R」エンジン搭載の無人ヘリ「K-RACER IV」登場 飛行試験に成功

川崎重工は同社のフラッグシップモデル「Ninja H2R」で使用されているスーパーチャージドエンジンを搭載した無人ヘリコプター「K-RACER IV」の飛行実験に成功しました。どのような車両なのでしょうか。

カワサキの最新無人ヘリ「K-RACER IV」

 川崎重工は同社のフラッグシップモデル「Ninja H2R」で使用されているスーパーチャージドエンジンを搭載した無人ヘリコプター「K-RACER IV」(モデル名はKawasaki Researching Autonomic Compound to Exceed Rotorcraftの頭文字から取ったものです)の飛行実験に成功しました。

カワサキのフラッグシップモデル「Ninja H2R」(左)と無人ヘリコプター「K-RACER IV」(右)

 川崎重工は、これまで消防・防災やドクターヘリとして活躍するBK117ヘリコプターシリーズをはじめ、各種ヘリコプターの納入実績を持っていますが、今回テストしたK-RACER IVは、メイン・ローター(直径4m)のほか、テール・ローターの代わりに左右両舷に主翼およびプロペラを持つ、コンパウンド(複合型)・ヘリコプターと呼ばれる特殊な形態の試験機で、左右のプロペラによりメイン・ローターの回転に伴うトルクを打ち消すとともに前進推力を発生することを可能にしています。

 また、前進飛行では主翼が揚力を分担することで、メイン・ローターの負担を減らし、従来のヘリコプターでは達成できない高速飛行が行えるコンセプトとなっています。

カワサキのフラッグシップモデル「Ninja H2R」のスーパーチャージドエンジンを搭載した無人ヘリコプター「K-RACER IV」

 なお、川崎重工によるとK-RACER IVのテストで得られた成果は、有人/無人のヘリコプターをはじめとしたVTOL(vertical take-off and landing/垂直離着陸機)機および各種サービスと連携した航空機運航システムの開発等に活用することを目指すとともに、将来のVTOLシステムの実現も含め、航空技術を通じて社会貢献に役立てていくといいます。

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