BMW「R nineT」シリーズ新型登場 標準装備を拡張しデザインを微調整
BMW Motorradは空油冷の水平対抗エンジンを搭載した「R nineT(アール・ナインティ)」シリーズの新型モデルを発表しました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
BMW Motorradのヘリテイジモデルが進化
BMW Motorradは空油冷の水平対抗エンジンを搭載した「R nineT(アール・ナインティ)」シリーズの新型モデルを発表しました。

2013年に発表され、BMW Motorrad主導のカスタムプロジェクトのベース車両にも使用されてきたR nineTは、各部のパーツを分解しやすい設計とすることでカスタムへの柔軟性を高めた大型モデルです。
発売以降、派生モデルのラインナップを拡充してきたR nineT シリーズには現在、スタンダードモデルの他、Pure(ピュア)、Racer(レーサー)、Scrambler(スクランブラー)、Urban G/S(アーバン・ジー/エス)の4車種が存在していますが、新型モデルではRacerを除く車種のアップデートが図られています。
新型モデルの主な変更点は以下の通りです。
・シリンダーヘッド、シリンダーヘッドカバー、スロットルバルブ部品を全て新設計。最高出力は80kW(109馬力)/7250rpm(従来は110馬力/7750rpm)、最大トルクは116Nm/6000rpm
・バンクポジションでのブレーキ時の安全性をさらに高めるDBC(ダイナミック・ブレーキ・コントロール)付きABS Pro
・新しいサスペンションストラットを標準装備し、よりバランスのとれた快適なハンドリングを実現。ショックアブソーバーのスプリングプリロードを調整するためのハンドホイールを標準装備
・ライディングモード「レイン」と「ロード」を標準装備
・新ダイヤルを採用したクラシカルなデザインのメーター。白色LEDインジケーターを標準装備
・デイタイムランニングライト/パーキングライト機能を備えたLEDヘッドライトを標準装備
・USB充電ソケットを標準装備
・専用塗装仕上げにより、全体的なデザインを強化
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なお、新型モデルでは従来モデル同様、高品質な純正アクセサリー「Option (オプション)719」の利用も可能なほか、BMW Motorrad GSファミリーの40周年を記念した限定モデル「R ninT Urban G/S Edition 40 Years GS」も用意されるようです。
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