MotoGP第15戦 2020年シーズン最終戦はKTMのオリベイラ選手が勝利

2020年MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラスの決勝が11月22日にアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われました。どのような結果になったのでしょうか。

2020年チャンピオンのJ・ミル選手は完走ならず

 2020年MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラスの決勝が11月15日にアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われました。

MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラスの決勝

 ミゲール・オリベイラ選手(レッドブルKTMテック3)、フランコ・モルビデリ選手(ペトロナス・ヤマハSRT)、ジャック・ミラー選手(プラマック・レーシング)がフロントロウを獲得したポルトガルGPでは、M・オリベイラ選手が終始トップを守り、レースをリード。母国グランプリであるポルトガルGPで見事、ポール・トゥ・インを果たしました。

 また、最終ラップではJ・ミラー選手がF・モルビデリ選手を交わし2位フィニッシュ、F・モルビデリ選手が3位入賞となりました。

 なお、11番手スタートの日本人ライダー中上選手(LCRホンダ・イデミツ)は5位フィニッシュ、2020年シーズンチャンピオンのJ・ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)は10周目でピットイン。そのままレースを終了しています。

 ポルトガルGPを終え、表彰台を獲得した3選手は次のようにコメントしています。

■M・オリベイラ選手(レッドブルKTMテック3)

MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラスで優勝したM・オリベイラ選手(レッドブルKTMテック3)

「自分のペースが良いことはわかっていましたが、レース中盤以降はタイヤがどうなるか少し予測がつかなかったです。でも、意外にもいいペースで走れていたので、タイヤの持ちも良かったです。最後の5周を過ぎたあたりから、いろいろ考えすぎてしまったので、コンマ数秒のロスをして、できるだけ楽しむことに切り替えました。その時点では正直、早く終わって欲しかったですね。

 最初から最後までリードして走ることができたので、良い経験になりました。バイクの上では楽しんでいたし、少しプレッシャーもあったけれど、それを乗り越えることができたし、それが一番大事なことだったと思います」。
 
■J・ミラー選手(プラマック・レーシング)

MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラスで2位に入賞したM・オリベイラ選手J・ミラー選手(プラマック・レーシング)

「プラマックレーシングチームには感謝してもしきれないほど感謝しています。僕をライダーとして、そして一人の人間として成長させてくれたのは、彼らのおかげです。

 この表彰台は彼らのために、そして彼らが私と一緒にしてくれたすべての仕事のためのものです」。

■F・モルビデリ選手(ペトロナス・ヤマハSRT)

MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラスで3位に入賞した優勝したF・モルビデリ選手(ペトロナス・ヤマハSRT)

「今日のレースを大いに楽しむことができました。このコースは難しいけれど、最高に楽しいコース。タイヤ・チョイスが成功し、最後までハイペースをキープして走ることができました。でも今日のミゲール(オリベイラ)はそれ以上のものを持っていて、ついて行くのは不可能でした。代わりに後続グループを引き離すために全力を尽くしましたが、ジャック(ミラー)がずっと後ろについて来ていて、最後には抜かれてしまいました。

 今日はジャックとミゲールを祝福したいと思います。私のほうは3位でチェッカーを受けてランキング2位を獲得。これも素晴らしい結果だと思います。もちろんさらに上を夢見ていますが、今日のことは決して忘れないでしょう。ここまで支えてくれたチームのみんなに心から感謝しています。そして私は今から、自分自身の改善・改良に取り組み、来シーズンに備えます」。
 
※ ※ ※

 なお、最終戦を終えたポイントランキングトップ5は1位 J.ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)、2位F.モルビデリ選手(ペトロナス・ヤマハSRT)、3位A.リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)、4位A.ドヴィツィオーゾ選手(ドゥカティ・チーム)、5位 Pエスパルガロ選手(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)となっています。

【了】

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