もしもバイクが「愛称登録制」になったら? ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.71~

レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、バイクも船舶同様、愛称をつけたら良いのでは? と言います。どういうことなのでしょうか?

バイクに愛称をつけたら、もっと愛着が湧くかも?

 海上を航行する船舶には、船名が掲示されている。「クイーンエリザベス二世号」だとか「飛鳥II」みたいな超豪華な船舶だけではなく、クルーザーやマリンジェットといった小型船舶も、船名が登録されている。1人釣り用の手漕ぎサイズのボートでも、エンジンを搭載するなら登録が必要だ。

丸みを帯びた見た目にコンパクトな車体、親近感のあるホンダ「モンキー」シリーズ

 たいがい漁船系は「紋四郎丸」だとか「相模丸」といった「丸」系の和名が多い。遊び用途のプレジャーボートには、「小百合号」だとか「キャサリン」だとか好き勝手に彼女の名前をつけたり、あるいは「オーシャンパシフィック」だとか「ビッグウエイブ」だなんて大自然そのものの名も多い。

「●●二世号」や「●●II」は、2代目を意味し、オーナーが所有した船が二艇目であることが分かる。船名を継承しなければ、新たに別の名を掲げてもいい。

 とくに厳密な決まりが無い船名だが、僕(筆者:木下隆之)の友人のジェットボートの名が、また可愛いのだ。

 木下「登録名は何にしたの?」

 友人「“ドルフィン・オン・ザ・ボーイ”っす」

 木下「意味は?」

 友人「イルカに乗った少年です」

 木下「それって、“少年に乗ったイルカ”じゃない?」

 友人「あっ……」

 ともあれ、間違っていたとしても公序良俗に反しさえしなければ、登録されるのである。

 いっそのこと、バイクも“愛称登録制”にしてはいかがだろうか。「神風」だとか「雷鳴」だなんて、戦闘機のような名前が流行するかもしれない。

「VFR800F」だとか「CBR400R」とか「XMAX」といったアルファベットや数字との組み合わせも良いけど、「ナンシー」とか「イクラ」とか、ちょっとキュートな愛称にすればさらに愛着が湧くような気がする。

勝手に命名するなら「ゼットツー」? 自身が所有するホンダ「モンキー50」に乗る筆者(木下隆之)

 さしずめ僕なら、愛機のモンキー50に「ゼットツー」と命名する。

 木下「俺のゼットツーは原チャリです」

 友人「???」

 バイク談義のネタにもなりそうですね。

【了】

【画像】「木下隆之の、またがっちゃいました」の画像を見る(5枚)

画像ギャラリー

Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

最新記事