ホンダの大人気レジャーバイク「CT125・ハンターカブ」をCT110元オーナーのママライダーがチェックしてみました! 乗ってみた編

ホンダの「CT125・ハンターカブ」は、街乗りから林道まで幅広いフィールドで楽しめる大人気レジャーバイク。そのルーツといわれているのが’80年代のトレッキングバイク「CT110」です。そこで、CT110元オーナーのママライダーが“新しい”ハンターカブに乗ってみました!

ポップなスタイルと親しみやすさを受け継ぎつつ、走る楽しさを追求

 ホンダ「スーパーカブシリーズ」の使い勝手のよさに加え、アウトドアレジャーへの移動手段としての機能性を備えた「CT125・ハンターカブ」は、2020年6月の販売開始前から予約が殺到する大ヒットモデルとなりました。

悪路から舗装路まで幅広い路面で楽しめるホンダ「CT125・ハンターカブ」に乗る筆者(守田二草)

 CT125・ハンターカブのスタイリングのモチーフとなっているのは、1980~1986年に販売された「CT110」(北米向けモデル名:TRAIL110)ですが、昔ながらのポップなスタイルを受け継ぎつつ、最新の技術で走行性能、信頼性、安全性を追求しています。その上、排気量125ccの原付二種クラスのため、二段階右折や30km/h規制がなく、乗車定員2名なのでタンデムもOK! 税金や保険も比較的リーズナブルなのも大きな魅力です。

 フレームはスーパーカブC125用をベースにリアフレームを延長し、幅広い走行状況を想定した剛性バランスの最適化を考慮。また、エンジンはカブの流れを汲むタイホンダのWAVE125系の124cc空冷4ストロークOHC単気筒を搭載しています。クラッチ操作を必要としない自動遠心クラッチを採用しているので、AT小型限定普通二輪免許で乗れちゃうオートマチック車のカテゴリーですが、バイクらしいシフト操作ができるところもうれしいポイントです。

AT小型限定普通二輪免許で乗れて、シフト車の操作感も楽しめちゃう!

 まずはエンジンスタート。ハンドルの右側にはセルボタンとキルスイッチがあり、セルボタンを押すと簡単にエンジンが始動します。左側にはヘッドライトのディマースイッチとウィンカー、ホーンを装備。シンプルでわかりやすい配置です。

悪路から舗装路まで幅広い路面で楽しめるホンダ「CT125・ハンターカブ」に乗る筆者(守田二草)

 採用されている自動遠心クラッチは、エンジンの回転数が上がると自動的にクラッチがつながる仕組みです。発進時にシフトを1速に入れてアクセルとひねるとクラッチがつながり、カブらしいパワフルな加速力で走り出します。

 パワーユニットはWAVE125系エンジンをベースに、低中速での力強さを強調。ハイマウント吸気ダクトを備えるエアクリーナーと、アップマフラーによる独自の排気システムで、トコトコ感のあるエンジンフィールが味わえます。

 シーソー式のシフトチェンジペダルはクラッチペダルを兼ねているので、走行時はライダーのシフト操作で変速できます。ペダルを踏み込みはじめるとクラッチが切れて動力が遮断。奥まで踏み切ったところでシフトチェンジ。ペダルを少し戻したところで再びクラッチがつながって動力が伝わるという仕組みになっています。

 シフトダウンした時にペダルを踏み込んだままアクセルを煽り、エンジンの回転数を合わせながらクラッチをつなげるというワザも可能。フットペグはつま先でシフトの操作ができるスポーツバイクタイプなので、よりバイクらしい操作感が楽しめます。

CT125・ハンターカブなら4速→Nの心配もナシ!

 ちなみに私(守田二草)もかつて所有していた、CT125・ハンターカブの前身といえるCT110のシフトチェンジ機構は常時ロータリー式でした。ニュートラルからシーソーペダルの前ペダルを踏み込むと1速、次が2速、その次が3速、4速へとシフトアップし、さらに踏み込むと再びニュートラルに戻ります。つまり「N→1速→2速→3速→4速」を延々とまわるシフトパターンの繰り返し。逆に後ペダルを踏むと「4→3→2→1→N」とシフトダウンしていくパターンになります。昔は走行中に4速からニュートラルに入れてしまい、あわてて踏み込むと1速に! 急にエンジンブレーキがかかってビックリしたモノです(笑)。

ホンダ「CT125・ハンターカブ」に乗る筆者(守田二草)。長いサスペンションストローク、軽量な車体でUターンも楽々こなせます

 しかし、現在のカブ系エンジンは心配無用です。停車時のみロータリー式で、走行中はリターン式になるチェンジ機構を採用。走行中は4速からニュートラルに入らないようになっているのです。私は昔の操作感が染み込んじゃっているので、走りながら「あれ? 今なん速だっけ?」と悩んじゃうので、メーターにシフトインジケーターをつけて欲しいところ。でも、今のカブに慣れている若い人には必要ないかもしれないな……と、遠い目をして思うのでした(笑)。

 また、昔のカブ系エンジンといえば1速で引っ張って2速へ変速する時に跳ねるような「ピョコタン感」があったのですが、今のカブ系エンジンは発進用と変速用のクラッチを備える二段クラッチシステムを採用しているので、変速時のショックが少なくてスムーズ。街乗りではカブらしいトルクフルなフィーリングでキビキビした走りで爽快です。

 フラットダートでは125ccならではのパワフルさを実感。110mmのストローク量を持たせたフロントフォークが実力を発揮します。

 ちなみに新型には装備されていませんが、旧モデルでは減速比を「H(ハイ)」から「L(ロー)」に切り替えられる副変速機が装備されていて、Lモードにすると登板力を上げることができました。遊びで河川敷の土手を登ったことがありますが、利用頻度はあまり多くなかった記憶があります。エクストリームなライディングは、そもそも私にワザがない(笑)。必要性が低かったのだと思います。

 新型の「CT125・ハンターカブ」は悪路に向かって果敢に挑むようなアッパー系というより、街乗りから林道まで幅広いフィールドで楽しく軽快に走れちゃう癒し系。大きな専用リアキャリアが標準装備されており、2人乗りもできちゃうので、お買い物や娘の送迎とかにも使えそうです。AT小型限定普通二輪免許で乗れちゃうので、原付からのステップアップにもオススメ! バイクライフがグッと充実しそうです。

■2020 HONDA CT125 HUNTER CUB
全長×全幅×全高:1960×805×1085mm
軸距:1255mm
シート高:800mm
車両重量:120kg
エンジンタイプ:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量:124cc
内径×行程:52.4×57.9mm
最高出力:6.5kW(8.8PS)/7000rpm
最大トルク:11N・m(1.1kgf・m)/4500rpm
燃料タンク容量:5.3L
タイヤ:前80/90-17M/C 44P、後80/90-17M/C 44P
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク
■メーカー希望小売価格:44万円(消費税込)

■1981 HONDA CT110
全長×全幅×全高:1905×755×1060mm
軸距:1220mm
シート高:ー
車両重量:92kg
エンジンタイプ:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量:105cc
内径×行程:52.0×49.5mm
最高出力:7.6PS/7500rpm
最大トルク:0.85kgf・m/6000rpm
燃料タンク容量:5.5L
タイヤ:前2.75-17-4PR、後2.75-17-4PR
ブレーキ形式:前後 機械式リーディングトレーリング
■メーカー希望小売価格:15万9000円(当時販売価格)

【了】

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