カワサキ「KLR650」2022年モデル登場 30年以上の歴史を持つKLR650最新モデルがその姿を公開
カワサキは海外市場向けのアドベンチャーモデル「KLR650」および派生モデルの「KLR650 ADVENTURE」「KLR650 TRAVELER」の2022年モデルを公開しました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
容量を増加した新型タンクなどでデザインを刷新
カワサキは海外市場向けのアドベンチャーモデル「KLR650」および派生モデルの「KLR650 ADVENTURE(アドベンチャー)」「KLR650 TRAVELER(トラベラー)」の2022年モデルを公開しました。

1987年に初代モデルが登場したKLR650は、排気量652ccのビッグシングルエンジンを搭載したモデルで、オン・オフ問わず、様々な条件下で安定した性能を誇るアドベンチャーモデルです。
KLR650は、初代モデルにおいてはオフロード寄りのデザインを採用していましたが、2008年からは現代的なアドベンチャーモデルに見られるようなオン・オフ双方の要素を取り入れたデザインに変更。
その後もマイナーチェンジを繰り返し、走行性能やフィーリングに磨きをかけてきました。

最新モデルとなる2022年型ではABSの追加やLEDヘッドライト、フューエルインジェクションへの変更で信頼性と燃費性能を向上。多機能デジタルインストルメントパネルや、容量を拡大した新デザインの燃料タンクなども併せて採用されています。
また、最新モデルではスイングアームを30mm延長し、スイングアームピボットシャフトを2mm大径化することでハンドリングの向上も図られているほか、300mm大型フロントブレーキディスク、ハンドルバーやフットペグの微調整によるポジションの最適化なども行われているといいます。

なお、最新モデルではベースグレードのKLR650のほか、リアボックスを備えた「KLR650 ADVENTURE」、補助ランプやエンジンガード、専用サイドケースを備えたKLR650 TRAVELER」も用意されていますが、カワサキの広報担当によると現状、日本への導入は未定といいます。
【了】