「レプソル・ホンダ・チーム」MotoGP2021年シーズン体制発表 通算97回の優勝を誇る新コンビで挑む
MotoGPに参戦する「レプソル・ホンダ・チーム」は、オンラインプレゼンテーションで2021年シーズンの体制発表を行いました。2021年シーズンはマルク・マルクス選手とKTMから移籍したポル・エスパルガロ選手の2人で挑みます。
名門チーム巻き返しなるか
MotoGPに参戦する「レプソル・ホンダ・チーム」は、オンラインプレゼンテーションで2021年シーズンの体制発表を行いました。

2020年シーズンはマルク・マルケス選手とアレックス・マルケス選手のマルケス兄弟でシーズンに挑んだレプソル・ホンダ・チームですが、通算8度目のチャンピオン獲得している兄のM・マルクス選手が転倒・骨折により長期離脱。
弟のA・マルケス選手が奮闘するも振るわず、チームとしては悔しさの残るシーズンを味わっています。
2021年はA・マルケス選手に変わりKTMから参戦していたポル・エスパルガロ選手が新加入。スペインのローカル選手権からプレミアクラスへの参戦を経て、世界選手権で446回のスタート、184回の表彰台、109回のポールポジション、97回の優勝を経験下コンビでシーズンに挑みます。
2021年シーズン体制発表に際し、M・マルケス選手とP・エスパルガロ選手は次のようにコメントしています。
■M・マルケス選手

「長い間離れていたので、また自分のバイクに会えて、自分のレザーを着ることができて嬉しかったです。2020年は誰にとっても難しい年で、特に私にとっては怪我により自宅からレースを見ることになりました。
でも、回復してMotoGPに復帰するために、医師やチーム、そして自分自身と一緒に仕事を続けてきました。もちろん、もっと早く復帰したかったのですが、完全に体調が整うまでは、医師や自分の体の声に耳を傾けることがとても重要です。
バイクにまた乗り始めて同じようになることが最高のカムバックだと想像できますが、このままでは難しいでしょう。しかし、1レース、2レース、シーズンの半分が同じ結果になるかどうかを見てみたいと思います。また、100%の状態になってから復帰することを目標にしているので、カタールテストには参加しません」。
■P・エスパルガロ選手

「今シーズンに向けての準備は、私のキャリアの中でも最もエキサイティングなものの一つで、初めてのシーズンやMotoGPデビューを待っているようなものでした。
レプソル・ホンダ・チームのために走ることは、すべてのライダーの夢であり、本当に誇りに思うことです。数週間ごとに、自分の家でバイクを見て、レザーを着て、新たな一歩を踏み出しました。最終的には、カタールでRC213Vに初めて乗ることになります。この興奮は、2021年の世界選手権に向けてさらにトレーニングを重ね、最高の状態になるためのモチベーションになっています。
私は成功を収め、トップで戦うためにレプソル・ホンダ・チームに所属していますが、これが2021年の目標です」。
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MotoGP第1戦カタールGPは、3月28日にロサイル・インターナショナル・サーキットで開催予定です。
【了】