「行ったら閉まってた…」「自動販売機まで撤去されてる…」 伊豆スカイラインの休憩スポット『スカイポート亀石』が閉店していた!
首都圏近郊や東海地方のライダーに親しまれてきた『スカイポート亀石』が3月いっぱいで閉店しました。このことがSNSで話題になっています。
新型コロナウイルスによる休業がダメージに
「行ったら閉まってた……」「自動販売機まで撤去されてる……」「道路脇にある看板からナイフとフォークのマークが消えてる……」
SNS上で伊豆スカイラインの沿線施設『スカイポート亀石』が閉店されていたことに話題が集まっています。
熱海峠から天城高原まで、伊豆半島の東側を縦に走る伊豆スカイラインは、首都圏近郊や東海地方のライダーにはお馴染みのワインディングロード。
相模湾、駿河湾、富士山などを眺望でき、中高速コーナーが連続する沿線は、自然の中を走り抜ける気持ち良さを味わえることから人気が高く、中間に位置する亀石峠インターチェンジすぐ近くにある『スカイポート亀石』は、休憩や待ち合わせスポットとして多くのライダーに親しまれてきました。
施設内にはレストランやテイクアウトコーナーがあり、人気メニューの「GoGo定食」やカレー、ソフトクリームを食べた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
一方で同施設の駐車スペースを利用して、いわゆるローリング行為をするライダーが少なくなく、強引に先行する車を追い抜いたりといった走行マナーもしばしば問題になっていました。
スカイポート亀石は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨年より臨時休業と開業を繰り返してきましたが、いまだに感染は収まらず、今後の社会状況も不透明なため、2021年3月31日いっぱいでの閉店に踏み切ったようで、現在、施設の入り口には「長きにわたり、ご愛顧頂きましたお客様には、深く感謝申し上げます。当『スカイポート亀石』をご利用賜りまして、誠に有難うございました。皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます」という店長さんからのメッセージが掲示されています。
なお、トイレはこれまで通り使えるようなので、その点はちょっとひと安心。ただ、筆者も学生時代からツーリングの時によく立ち寄っていたスポットなので、時代背景が理由とはとはいえ、一抹の寂しさを感じずにはいられません……。
【了】
Writer: 井出ナオト
ロードレース専門誌時代にMotoGP、鈴鹿8耐、全日本ロードレース選手権などを精力的に取材。エンターテインメント系フリーペーパーの編集等を経て、現在はフリーランスとして各種媒体に寄稿している。ハンドリングに感銘を受けたヤマハFZ750がバイクの評価基準で、現在はスズキGSX-R1000とベスパLX150を所有する。
Twitter:@naoto_ide