2021 MotoGP第12戦イギリスGP ヤマハのクアルタラロが優勝しランキングトップ独走

2021 MotoGP第12戦イギリスGPの決勝レースが8月29日にシルバーストン・サーキットで開催されました。今回のレースではファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が勝利し、今季5勝目を記録しました。

安定した速さを見せたF・クアルタラロ選手

 2021 MotoGP第12戦イギリスGPの決勝レースが8月29日にシルバーストン・サーキットで開催されました。

5周目以降トップを守り抜いたファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 今回のレースでは今季初のポールポジション獲得のポル・エスパルガロ選手(レプソル・ホンダ・チーム)、2番手のフランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1列目スタート。

 2列目にはホルヘ・マルティン選手(プラマック・レーシング)、マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)、アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が並びました。

 スタート直後の1コーナーではポル・エスパルガロ選手が先頭をキープ、2番手にファビオ・クアルタラロ選手、3番手にアレイシ・エスパルガロ選手が続きます。

 なお、オープニングラップの9コーナーではJ・マルティン選手をパスしようとインをついたM・マルケス選手がスリップダウンし、マルティン選手を巻き込みクラッシュ。2選手ともに早々にリタイアでレースを終えました。

 5周目に入るとF・クアルタラロ選手がトップに浮上。その後はペースを上げ、7周目には2番手を走るA・エスパルガロ選手に1.5秒ほどの差をつけ後続を引き離します。

 レース中盤の9周目に入ると10番手スタートのアレックス・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)が3番手を走行中のポル・エスパルガロ選手パスして3番手に浮上。13周目には2番手を走っていたエスパルガロ兄弟の兄、アレイシ・エスパルガロ選手を交わし2番手に上がります。

 レース終盤に入ると5番手走行中のジャック・ミラー選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)が4番手に浮上するも3番手までのポジションは変わらず。

 F・クアルタラロ選手がトップ、2位A・リンス選手、3位アレイシ・エスパルガロ選手という順位でレースを終えました。

 今回のレースを終え、表彰台を獲得した3選手は次のようにコメントしています。

■ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

「最高にうれしい勝利です! オーストリアでは、マシンを乗り換えたところでチャンピオンシップのことを考えましたが、今日は何も考えていませんでした。マシンのフィーリングが素晴らしく、ひたすらライディングをエンジョイしながら勝利を目指していきました。まさに完ぺきでした。

 私は今、このようにレースを楽しみながら、この瞬間を生きています。スタートもうまくいって、そのあともとても落ち着いていました。2~3度のミスはありましたが、ブレーキングが予想以上に好調だったので、作戦を少し変更することにしたのです。後続との差が3秒くらいまで開いたところで、あとは”ペースを緩めてミスをしないで行こう”と、最終ラップもただコースをエンジョイし、依然としてゆっくり走りました。この結果を心からうれしく思っています。
 
 本当に特別な優勝です。アッセンで優勝したときにも何人かのファンが見ていてくれましたが、今日はいったいどれくらいの数の人たちが来てくれたのでしょう。とても大勢の観衆とともにこの瞬間を分かち合えることは本当に幸せです。彼らに感謝しています。また、Monster Energy Yamaha MotoGPのライダーにとってMonster Energy Grand Prixでの優勝は特別です。彼らのために、また家族やチームのために優勝することができ最高の気分です。ここに来ることができなかったメカニックのダニエル・グレリのためでもあります。早くチームのみんなと一緒にお祝いしたいです」。

■アレックス・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)

アレックス・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)

「表彰台に返り咲くために、たくさんの努力と仕事をしてきたので、超、超、超ハッピーです。

 転倒したり、トラブルがあったりして、簡単ではありませんでした。今日は5位以内に入ることを目標にしていましたが、最終的にはマシンのフィーリングがとても良く、快適だったのでプッシュすることができました。
 
 速かったけれど、リスクを冒すこともなく、積極的な動きをする必要もなかったです。表彰台に戻ってきて、チームのみんなと一緒に祝うことができて最高の気分です」。

■アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)

アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)

「表彰台まで何度もあと一歩のところまで行ってましたが、ついに実現しました。そして何よりもまず、この勝利をアプリリアに捧げたいです。

 この数年間、チームは常に最大限の努力をしてきました。困難な時期を一緒に乗り越えてきて、今、その成果を手にすることができました。表彰台の上では、ファウストや家族、そして身近な人たちのことを考えました。
 
 この2年間の私たちの成長は並大抵のものではありません。あらゆる面で向上してきましたが、自分たちのやってきたことを証明するためには表彰台が必要でした。
 
 今日はチャンスがあると思っていました。すべてのセッションでパフォーマンスを向上させ、今朝のウォームアップでも良い感触を得ることができました。スタート時にはタイヤの選択に迷いがありましたが、最終的には正解でした。
 
 ある時点でいくつかのポジションを失いましたが、ファビオに抜かれて差を広げられた以外は、挽回することができました。フィナーレではフロントに少し悩まされたが、トラクションが良かったので、ブレーキング・セクションでジャックと戦わず、軌道を交差させて加速を利用することにしました。
 
 今はお祝いをして、すぐに集中力を取り戻さなければなりません。これからも競争力のあるレースが続きます。1回の表彰台だけでは満足できません。もっとたくさんのことがしたいです」。

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 次戦、2021MotoGP第13戦アラゴンGP 決勝レースは9月12日にモーターランド・アラゴンで開催予定です。

【了】

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