大型ネオレトロバイクを紐解く

近年昭和を連想させるバイクがブームとなっており、「ネオレトロバイク」がひとつのトレンドとなっています。

ネオレトロバイクとは?これまでに発売された大型モデルを紹介

 昨今、昭和を連想させるものがブームとなっており、バイク業界でも「ネオレトロバイク」がひとつのトレンドとなっています。2021年12月現在、400cc超の大型ネオレトロバイクはどんなモデルが販売されているのでしょうか。

ネオレトロブームを牽引するカワサキ「Z900RS」
ネオレトロブームを牽引するカワサキ「Z900RS」

 ネオレトロバイクは、ネオ=新しいと、レトロ=古さという言葉の組み合わせです。レトロバイク の面影を残しながらも、最新の開発技術が組み合わさっているという、大きな特徴があります。

 まずひとつ目の車種は、カワサキが販売する「Z900RS」です。1972年~1976年にかけて生産されていた、伝説の名車「Z1」をインスパイアした1台で、ネオレトロバイクといえば、真っ先に思いつく人も多いかもしれません。「Z1」を踏襲しつつ現代らしい高級感があり、昔のZファンはもちろん、若者も惹きつけるデザインに仕上がっています。

シート高は800mm、水冷4気筒エンジンを搭載したカワサキ「Z900RS」
シート高は800mm、水冷4気筒エンジンを搭載したカワサキ「Z900RS」

 シート高は800mmと足つきがよく、エンジンはZ1は空冷4気筒でしたが、時代の流れもあり水冷4気筒を採用しています。しかし、2つのアナログメーターを搭載するなど、どこかレトロな雰囲気を残しています。

 2021年モデルのメーカー希望小売価格は、138万6000円に設定されています。

ホンダ「CB1100EX Final Edition /CB1100RS Final Edition」
ホンダ「CB1100EX Final Edition /CB1100RS Final Edition」

 ふたつ目の車種は、ホンダが販売する「CB1100」です。かなりレトロなデザインかつ、現代らしい高級感を感じさせるデザインに仕上がっています。

 排ガス規制が厳しくなる中、空冷直列4気筒エンジンを搭載している点は、ホンダの技術力の結晶といえるかもしれません。また、4気筒ながら低速トルクは扱いやすく、街乗りもツーリングも快適な走行を楽しむことができます。

伝統的なデザインの「CB1100EX Final Edition」
伝統的なデザインの「CB1100EX Final Edition」

 伝統的なデザインの「CB1100EX Final Edition」と、よりスポーティなデザインの「CB1100RS Final Edition」が存在しますが、ともに2021年のファイナルエディションをもって、生産を終了することが発表されました。完全予約生産ではあるものの、予約が殺到しているためすでに予約受け付けを終了しています。

レーシングマシンを思わせるカラーリングのヤマハ「XSR900」
レーシングマシンを思わせるカラーリングのヤマハ「XSR900」

 3つ目の車種は、1980年代に活躍したヤマハのレーシングマシンを思わせるカラーリングが特徴的のヤマハ「XSR900」です。ヤマハでは珍しい3気筒エンジンモデルで、4気筒では味わえない独特のフィーリングを楽しめる一台です。

 トラクションコントロール(TCS)やアシスト&スリッパークラッチ(A&S)、ABSなどを標準装備しており、レトロな雰囲気を感じさせるデザインでありながらも、現代技術が惜しみなく盛り込まれています。

総排気量845cc・水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ直列3気筒エンジン搭載
総排気量845cc・水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ直列3気筒エンジン搭載

 フルモデルチェンジが発表されており、2022年春以降に845ccから889ccに排気量アップした新モデルが発売予定です。

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 ネオレトロバイクは、レトロな雰囲気をベースに先進的なデザインを融合させたもので、昭和のバイクファンに加え、若者も魅了するとても魅力的なモデルです。また、懐かしさを感じさせる要素を残しつつ、スペックには先進的な技術が盛り込まれているため、とても走りやすい設計となっている点も、特徴のひとつです。

 まだネオレトロと呼べるバイクは多くはありませんが、注目を集めているため、今後新たなネオレトロバイクが次々と市場に出てくるかもしれません。

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