ドイツロードレース選手権に初参戦! レーシングライダー大久保光のレースレポート
MotoEワールドカップに日本人で唯一参戦する大久保光選手が、ドイツロードレース選手権にもスポット参戦!そのレースレポートです。
ドイツロードレース選手権にスポット参戦
こんにちは。大久保光です。5月になりますが、4月末におこなわれた全日本ロードレース選手権の鈴鹿ラウンドから、ノンストップでレースを続けています。

さて、今回は急遽、代役参戦致しましたIDM(ドイツ ロードレース選手権)について書きたいと思います。
IDMといわれるこのレースの正式名称は、Internationale Deutsche Motorradmeiesteschaftで、その名の通りドイツを中心におこなわれる国際レースです。
ドイツの他に、チェコ、オランダ、オーストリアのサーキットも使用されるシリーズ戦。今回はその開幕戦で、ドイツ東部にあるラウジッツリンクというサーキットで開催されました。このサーキットは、過去にスーパーバイク世界選手権も開催されたことがあり、私も過去に走ったことのあるサーキットです。
路面の荒さで知られる場所である上に、オーバルの部分を一部使ったレイアウトとなっている、独特で非常に難しいことでもヨーロッパで有名なサーキットです。今回はHRP HONDAというドイツのチームから参戦となりました。

レースウィークの火曜日に知人を通して連絡が来て、時間があるなら今週末走ってくれないかということだったので、私がMotoEワールドカップで所属しているチーム、AJO motorsportの監督のAKI AJOに確認し、許可をもらって参戦が決まりました。
その時はバルセロナにいたので、急いでベルリン行き(サーキットの最寄りの空港がベルリン)航空券を手配して、木曜日にドイツに向かいました。
そして、空港でHRP HONDAのチーム監督と初対面して、そのまま監督のクルマで一緒にサーキットに直行。その間に色々と話をして、交流を深めながら、サーキットに到着しました。
初めて尽くしのIDM
マシンはホンダ「CBR1000RR-R」。今まで1度も乗ったことのないバイクだったので、念入りにデータをチェックしました。
私が今回参戦したのはスーパーバイククラスでしたが日本のJSB1000クラスやスーパーバイク世界選手権とはマシンのレギュレーションが違い、マシンはほぼストック仕様。
別クラスとして存在するストッククラスとの違いは、ホイールの変更とエンジンを少し改良して良いというものでした。

レースがおこなわれる前の週に、このサーキットでのIDM公式テストがあったようで、他のチームやライダーはしっかりとデータを詰めていた状況のなか、レースウィークの金曜日が初走である私は正直、不安な気持ちも大きくありました。しかし、それよりも楽しみな気持ちの方が上回っていて、ワクワクしながら金曜日のフリー走行がスタートしました。
IDMのタイムスケジュールは、金曜日に30分の走行が3回、土曜日に30分の予選が2回、日曜日は10分のフリー走行とレースが2回という流れで、レースは16周でした。
金曜日はとにかくバイクに慣れるとことと、マシンのアジャストに専念。3本目でようやく思うようなマシンになってきて、予選に臨むことができました。
予選では1本目をフリー走行のように走り、2回目でタイムアタック。初日の1本目から3秒ほどタイムを縮めることができ、予選順位は11位となりました。

決勝は、どのようなレースになるか想像がつかなかったので、とにかく追い上げていようと考えて臨みました。
スタートして徐々に順位を上げていきましたが、残り5周で失速してしまいレース1は10位という結果。失速の原因は、タイヤの摩耗と体力的なものだったので、レース2はその辺りを考慮に入れた走りをしていきました。
そうすることで、レース1よりレース中の自己ベストタイムは落ちたものの、アベレージタイムを上げることに成功。トータルタイムで見ると、レース1より10秒以上速くチェッカーを受けることができ、9位となりました。
今回のスポット参戦は初めて尽くしで、とても大変でしたが貴重な経験をすることができました。また、初めてでももっとしっかりと早くアジャストできるようにならなければならないと、反省点もたくさんあったレースでした。
次戦はMotoEワールドカップ、フランスラウンドになりますが、今回の経験を活かしてしっかりと成績を残せるように頑張ります。
IDMのほうも、同チームから引き続き第2戦に参戦することが決定。IDM第2戦は、ドイツ、オーシャスレーベンサーキットです。
こちらも、引き続き応援宜しくお願いします。












