中央道「初狩PA」で硬い太麺がクセになる「吉田のうどん」を堪能! バイクで行く高速道路グルメ

高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の食堂では、気軽にご当地グルメを楽しむことができます。バイクツーリングで立ち寄った中央自動車道「初狩PA」(下り)で山梨名物「吉田のうどん」を発見したので、さっそく食べてみました。

食べ応え十分な吉田のうどん、PAでいただくご当地グルメ

 山梨県富士吉田に端を発する「吉田のうどん」は、一般的なうどんよりも麺が太くて硬いのが特徴です。その由来は昭和の初期に盛んだった繊維業に関係しているそうで、織物を扱う女性の手が荒れることを避けるため、男性がうどんを作ったのだとか。同じく山梨県には「ほうとう」の文化もありますが、腹持ちが良いコシのある吉田のうどんは、地元の人たちだけでなく観光客も楽しませる郷土料理として発展しているようです。

中央道「初狩PA」(下り)でいただく「吉田のうどん」(580円)。甘辛く煮た豚肉と茹でキャベツ、刻みネギなどと共に硬めの太麺をすする。食べ応え抜群の吉田のうどんは、「初狩PA」の上り、下り施設ともに提供されている
中央道「初狩PA」(下り)でいただく「吉田のうどん」(580円)。甘辛く煮た豚肉と茹でキャベツ、刻みネギなどと共に硬めの太麺をすする。食べ応え抜群の吉田のうどんは、「初狩PA」の上り、下り施設ともに提供されている

 さて、そんな吉田のうどんを、中央自動車道「初狩PA」(下り)の食堂で発見したので食べてみました。一般的には馬肉を使う文化があるようですが、ここで使われているのは豚肉のようです。少し濃い目のしょうゆ出汁のつゆが刻みネギと茹でたキャベツ、そして甘辛く煮た豚肉に染み渡り、食欲をそそります。麺は太くて噛みごたえ十分。しっかりと主張していて、やはりこの丼の中で主役を張っていました。

 今回はとくにお腹が空いていたので、おにぎりのセットも注文しました。食堂は小さいながらもメニューが豊富です。ラーメン、カレーライス、定食といった定番メニューが充実しており、ライスの大盛りサービスがあるのもPAならでは。その中でも吉田のうどんは、今回注文したスタンダード(580円)に加えて、天ぷらうどん(730円)、ピリ辛うどん(630円)、大きつねうどん(580円)など、種類も豊富です。

PAらしくコンパクトな施設がらPA飯が充実している「初狩PA」(下り)。バイクは数少ない4輪駐車スペースか、邪魔にならない道脇に停めるしかない。ぜひ2輪専用の駐輪スペースを確保して欲しいところ
PAらしくコンパクトな施設がらPA飯が充実している「初狩PA」(下り)。バイクは数少ない4輪駐車スペースか、邪魔にならない道脇に停めるしかない。ぜひ2輪専用の駐輪スペースを確保して欲しいところ

 バイクユーザーとしては2輪専用の駐車場が無いことだけが「初狩PA」の残念な点ですが、腹持ちの良い吉田のうどんは、ライダーの胃袋を満たすにもオススメです。

【画像】中央道「初狩PA」(下り)で出会った「吉田のうどん」を見る(8枚)

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