一体どんな味がする? TVアニメ「スーパーカブ」で椎が作った黒パンのオープンサンドを徹底再現!
アニメや映画を観ていて、劇中で登場人物が食べているメニューを無性に食べたくなってしまった経験は、ありませんか? 筆者はもちろん、そのひとり。TVアニメ「スーパーカブ」に出てきた黒パンのオープンサンドを再現してみました。
椎が作ってくれた黒パンのサーモンのせを再現
アニメや映画を観ていると、劇中で登場人物が食べているメニューを無性に食べたくなってしまった経験はありませんか? もちろん筆者はあります。
これまでは「ルパン三世 カリオストロの城」の序盤で、ルパンと次元が地元の大衆レストランで取り合いっこをしながら食べるミートボールスパゲティや、1994年公開のクエンティン・タランティーノ監督作品「パルプ・フィクション」でユマ・サーマンが頼んだ「5ダラーシェイク(ミルクシェイク)」のふたつがその筆頭だったのですが、最近ではTVアニメ「スーパーカブ」に登場した黒パンが、気になって仕方ありません。
しかも、聖地巡礼スポットとして作品ファンにはおなじみの「スーパーおの」で、その名も「椎の手作り風 黒パン」という商品が販売されているので、早速購入し、アニメと同じようにして食べてみました。

●「兵隊の黒パン」と呼ばれるコミスブロート
椎の手作り風黒パン(税込634円)は、アニメの第12話で小熊、礼子、椎の3人が、春をつかまえにカブで行ける西の端、鹿児島県の佐多岬を目指すツーリングへ旅立つ際に、ベーカリー&カフェを営む椎のお父さんが持たせてくれた「コミスブロート」をイメージしたパンです。
TVアニメ放送1周年記念スタンプラリーを開催していたゴールデンウィーク中の数日間に、品切れになってしまった、スーパーおの限定の大人気商品。
兵隊の黒パンとも呼ばれ、日持ちも良いとされるコミスブロートは、ライ麦を主原料とすることが多いとのことですが、成分表を見たところ、このパンは小麦粉が主原料で、そこにライ麦粉や大豆、ひまわりの種、麦芽粉末などを入れることで味が調整されているようです。
購入してから2週間ほど常温で放置してしまい、再現してみたのは賞味期限の当日でしたが、以前、買ってすぐに食べた時と風味の違いがさほど感じられなかったので、本物の黒パン(ライ麦パン)ほどではないものの、保存性は比較的高そうです。
ちなみに、コミスブロートという名前自体は、ドイツ軍用の委託パンという意味で、必ずしも黒パンを示しておらず、日本で一般に定着する過程で黒パン(ライ麦パン)のことを指すようになったそう。
ドイツのライ麦パンは、本来その配合率ごとに名称が定められているので、ライ麦90%以上のものは「ロッゲンブロート」、50%以上90%未満のものを「ロッゲンミッシュブロート」と呼ぶのが正しとのことです。
3種の素材が一体となって混ざり合う濃厚な味
作品のなかでは、途中で休憩に立ち寄った「道の駅 木曽市場」で購入したサーモンとクリームチーズを使って、椎が黒パンのオープンサンドを作ってくれましたが、当方は近所のスーパーで手に入れたスモークサーモンとクリームチーズで調理。
作る前に改めてパンのみでの味を確認してみましたが、ほのかな生地の甘みにひまわりの種と思われる粒々の食感がマッチし、それだけでも十分に美味でした。

調理後の味は、礼子だったら「これにえんどう豆のベーコン添えがあったら完璧ね!」と劇中さながらにいってくれるに違いない、なかなかの味。
パンが持つほんのりした甘さとスモークサーモンの塩味がハーモニーを奏でながらお互いの味を引き立て合い、チーズのクリーミーさがしっとり感をプラス。
生地の食感と相反するサーモンのねっとり感が全体のもっちり感を演出し、噛むと3種の素材が一体となって混ざり合う濃厚な味わいです。
もう少しアクセントが欲しいという人は、岩塩やバジルの粉を振りかけたり、オリーブオイルをかけたりしてみても良いかもしれません。
パンは1.5cmから2cm程度に切って、8切れから9切れ、スモークサーモンは計150gを使いましたが、小熊、礼子、椎のように女の子3人のランチとしてなら満足な量のように感じます。
食後のデザートには、整備で油にまみれる小熊のパッケージがかわいらしい「スーパーカブ ミルクキャラメル(税込432円)」をいただきました。
幼い頃から慣れ親しんできた大手お菓子メーカーのキャラメルとはひと味違う、優しいまろやかな甘みで、こちらも美味しかったです。
ほほ笑みを浮かべる椎がふたに描かれているコーヒー味もあるので、こちらも近々味わってみようと思います。
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ご当地グルメを楽しみながら巡るツーリングも楽しいですが、現地で食材を調達し、料理をしながらの旅もオツなもの。
アニメと同様、費用の節約にもつながりますし、キャンプはちょっとハードルが高いという人には、ちょうど良いツーリングの方法ではないでしょうか。
Writer: 井出ナオト
ロードレース専門誌時代にMotoGP、鈴鹿8耐、全日本ロードレース選手権などを精力的に取材。エンターテインメント系フリーペーパーの編集等を経て、現在はフリーランスとして各種媒体に寄稿している。ハンドリングに感銘を受けたヤマハFZ750がバイクの評価基準で、現在はスズキGSX-R1000とベスパLX150を所有する。
Twitter:@naoto_ide






