バッテリーの買い替え待った!! e-BIKEのアシストが弱くなった時にチェックすべきポイント

電動アシスト自転車(e-BIKE)のアシストが弱くなったと感じたとき、つい原因はバッテリーにあると思いがちですが、バッテリーを疑う前にいくつかチェックしてほしいポイントがあります。

まずは、自転車本体の状態が重要

 電動アシスト自転車(e-BIKE)は、1993年の誕生から30年近い時を経て、いまや日常生活で当たり前の存在になりました。とくに上り坂を走る時にそのありがたみを実感できると思います。

e-BIKEのバッテリーも、いつかは寿命を迎えるものだが……
e-BIKEのバッテリーも、いつかは寿命を迎えるものだが……

 それがしばらく使っていると、新品時に比べてアシスト力が弱く感じたり、アシスト走行できる距離が短くなったように感じるかもしれません。そんな時「バッテリーが弱くなった?」と考えてしまいそうですが、バッテリーを疑う前に確認すべきポイントがいくつかあります。

 ご存知の通り、e-BIKEはバッテリーを電源にモーターで人力を補助してくれる自転車です。つまり、走行に余計な負荷が掛かればその分、電気の消費が増えます。積載している荷物の重さや、急な上りの坂道が連続するようなシチュエーションでは、アシスト走行できる距離は短くなり、アシスト力も弱く感じることがあります。

 また、バッテリーは寒さに弱いという特徴があります。約5度以下まで冷え切ってしまうと性能が低下し、アシストできる距離も半分ぐらいまで低下してしまうことがあります。それは故障ではなく、常温に戻ればこれまで通りの働きをしてくれるので問題はありません。

 しかし外的な要因だけでなく、自転車自体の状態によっても走行に余計な負荷が掛かることがあります。まずはタイヤの空気圧が適正かどうか確認しましょう。タイヤは空気が抜けていると走行中に潰れて接地面が増えます。接地面が増えると必要以上に路面をグリップして抵抗になり、転がりが悪くなるので余計な電気を消費することになります。

 ペダル周りや前後のギア、チェーンなどの駆動部分も要チェックです。これらが余計な抵抗なくスムーズに回っていないと、モーターの力を無駄なく各所に伝えることができず、アシストが弱く感じます。とくにチェーンについては、サビや汚れがないか確認し、必要であれば掃除と注油をします。

 チェーンは長く使うほど摩耗して伸びてしまい、調整しなければたるんでしまいます。たるんだチェーンは力を効率的に伝えることができないので、走行に余計な負荷を与えてしまいます。

 チェーンの張り具合については、中央部分を触って上下に1.5cmほど動く程度が適正と言われています。それ以上動いてしまう場合は専門店で調整してもらうことをおすすめします。ちなみに、チェーンを張り過ぎると寿命を縮め、ペダルを漕ぐ際に重さを感じるので注意が必要です。

 以上のチェックポイントをクリアしても、まだアシスト力が弱く、アシスト走行できる距離が短いと感じる場合は、残念ながらバッテリーが弱っている可能性があります。

 メーカーによってはバッテリーの診断機が用意されており、e-BIKEの販売やアフターサービスを行なっている専門店に設置されていることもあるので、一度相談してみると良いでしょう。

 e-BIKEのバッテリーを買い替える場合、新品で約4~5万円の費用がかかります。たとえ新品のバッテリーを用意したとしても、自転車の状態が悪ければ新品時のような走りを期待することはできないでしょう。

 また、バッテリー交換後に様々な箇所で自転車自体の修理が必要となった場合、トータルで計算したらe-BIKE自体を買い替えた方が安かった……という残念な結果になってしまうこともあります。

 バッテリーは車体の中で最も高価な部品なので、安直に買い替えようとせず、まずは専門店に相談することをおすすめします。

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