【MotoGP第14戦サンマリノGP】ドゥカティのフランセスコ・バニャイアが4連勝達成
2022MotoGP第14戦サンマリノGP MotoGPクラス決勝レースが9月4日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されました。今回のレースではフランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)が勝利し、4連勝を記録しました。
2022MotoGP第14戦サンマリノGP MotoGPクラス決勝レースが9月4日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されました。

ドライコンディショで開催されたサンマリノGP(27周)では、ジャック・ミラー選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、エネア・バスティアニーニ選手(グレシーニ・レーシングMotoGP)、マルコ・ベゼッチ選手(ムーニーVR46レーシング・チーム)が1列目スタート。
2列目にはマーベリック・ビニャーレス選手(アプリリア・レーシング)、ペネルティにより3グリッド降格のペナルティを受けたフランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ヨハン・ザルコ選手(プリマ・プラマック・レーシング)が並びます。
スタート直後の1コーナーでは多重クラッシュが発生し、ヨハン・ザルコ選手、ポル・エスパルガロ選手(レプソル・ホンダ・チーム)、ミケーレ・ピロ選手(Aruba.it レーシング)が転倒。
最前列スタートのミラー選手がトップ、2番手にバスティアニーニ選手、3番手にバニャイア選手が続きます。
2周目に入るとミラー選手、ベゼッチ選手が転倒。バニャイア選手、ビニャーレス選手、バスティアニーニ選手、ルカ・マリーニ選手(ムーニーVR46レーシング・チーム)がトップ集団を形成します。
レース中盤になるとバスティアニーニ選手がビニャーレス選手をかわして2位に浮上。来年度のレースでチームメイトになるバニャイア選手にジリジリと迫ります。
レース終盤、残り5周に入るとバニャイア選手とバスティアニーニ選手の差はわずか0.5秒となりましたが、最終的にはバニャイア選手が0.034秒の僅差で逃げ切り4連勝を達成。
チャンピオンシップでクアルタラロ選手から30ポイント差のランキング2番手に浮上しています。
なお、同GPをもって引退を表明しているアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(WithUヤマハRNF・MotoGPチーム)は12位でフィニッシュ。MotoGPのラストレースを完走して終えています。
今回のレースを終え、4連勝を達成したバニャイア選手は次のようにコメントしています。
フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)

「今日は本当に厳しいレースでした。最初の数周は、フロントもリアもグリップがなく、プッシュするのが怖かったです。マーベリック選手が迫ってきているのがわかったので、彼を追い詰め、オーバーテイクされないようにするためにハードブレーキングをするしかなかったです。
タンクの重量が減るとグリップが良くなり、ペースを上げて最後までプッシュすることができました。これでクアルタラロ選手とは30ポイント差になりましたが、チャンピオンシップの戦いは依然として厳しいので、どんなミスも許されないでしょう。集中力を切らさず、一戦一戦考えていきます」。