ヤマハのイーライ・トマック選手が、AMAモトクロス選手権450MXタイトル獲得
カリフォルニア州パラのフォックス・レースウェイで開催されたシーズン最終戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマック選手がシーズン5回目となる総合優勝を果たし、キャリア4回目となるAMAモトクロス選手権・450MXタイトルを獲得しました。
AMAスーパークロス/モトクロスのタイトル獲得
AMAモトクロス最終戦は、カリフォルニア州パラのフォックス・レースウェイで開催され、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマック選手が総合優勝を果たし、AMAモトクロス選手権・450MXタイトルを獲得しました。

南カリフォルニアに猛暑が予想されたため、両Motoは25分プラス2周に調整された。そして、
イーライ・トマック選手は、2位のTeam Honda HRCのチェイス・セクストン選手と1ポイント差のトップで最終戦に突入するという僅差のタイトル争いとなりました。
25分プラス2周に調整されたMoto1でイーライ・トマック選手は、抜群のスタートを見せて2番手につけ、自分のペースで走行を続け、9周目にオーバーテイクに成功しトップに立つと、シーズン13回目となるMoto優勝を果たしました。

ランキングポイントでのリードを拡大したイーライ・トマック選手は、Moto2では安全策を採り、1周目を終えて8番手。すぐに5番手まで順位を上げ、前を行くライダーを着実にパスし、8周目にトップに立つと、そのままチェッカーを受けてシーズン14回目のMoto優勝と5回目の総合優勝を果たしました。
イーライ・トマック選手は既にAMAスーパークロス選手権の最高峰クラスである450SXのタイトルを獲得しているほか、ベストアスリート、メンズアクション・スポーツ部門でESPYアワードも初受賞しています。
■Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Teamイーライ・トマック選手(優勝/優勝:総合優勝)

1/1位と完璧なシーズンエンドとなりました。今日の目標はMoto1で勝利し、その結果をもとにMoto2に対処するというものでしたが、それがうまくできました。ただ、Moto2は、簡単ではありませんでした。スタートで後退してしまい、前には速いライバルが何人かいましたが、セクストン選手がミスをしたため、少し楽になりました。シーズンを締めくくるに相応しい展開でしたが、簡単に完走できるレースではなく、恐らく今シーズン最もチャレンジングなレースでした。スーパークロスとモトクロスの両方でチャンピオンを獲得するという、自分にとって信じられないような一年になりました。今までで最高の年です。
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Monster Energy Yamaha Star Racing Teamは、9月23~25日にミシガン州ブキャナンのレッドバッドMXへ。イーライ・トマック選手とジャスティン・クーパー選手はチームUSAを代表し、モトクロス・オブ・ネイションズ(国別対抗戦)に臨みます。