目指せ大型免許!スズキ『Hayabusa』の乗り心地とは〜高梨はづきのきおくきろく。〜
毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』は、スズキのフラッグシップモデル『Hayabusa』をモータージャーナリストの青木タカオさんの後ろに乗って、パッセンジャーインプレをお届け!
スズキ『Hayabusa』はフラッグシップモデルらしく充実装備
皆さんこんにちは、高梨はづきです。
本日の記事は、スズキから出ている『Hayabusa』をお届け!念願の大型車…ということで、皆さま!ワタクシ、とうとう大型免許取りました〜!と言いたいところだけど、すみません…嘘です。まだなのです…。

実は中型免許で乗れるスズキのバイクを試乗する予定だったところ、手違いがあって試乗できずこの日は手持ち無沙汰。落ち込んでいたところ、この日たまたまモータージャーナリストとして活躍されている青木タカオさんと撮影が一緒だったご縁もあって、青木さんが試乗するバイクにわたしも一緒に乗らせてもらったというわけ!…タンデムだけどね!
ということで、今回は青木タカオさんにも協力してもらいながら撮影に挑んだ、パッセンジャーインプレが今回の記事概要!Hayabusaの試乗記事は青木タカオさんの記事を是非チェックしてみてね。運転している姿がとってもかっこいいよ!

ではまず、わたしが思うHayabusaの第一印象はというと、一番目を引くのがカウルに施された漢字の【隼】というロゴ。多くのバイクにはアルファベットの羅列、または横文字の名詞が二つ名で使われることが多いけど、日本人に馴染みのある漢字を車体にデザインしてあるのが渋くてかっこいいよね。海外の人はタトゥーに漢字を入れるくらい人気だと聞くし、多分外国人から見てもクールに見えるんじゃないだろうか。
外装は真っ白なカラーが太陽に照らされて輝かしくみえて、丸みを帯びたトゥルンとしたボディが尚のこと存在感を主張しているように思う。どこか異質な無機質加減が他のどのバイクにも似ない唯一無二の存在といったところかな。スズキのバイクらしく、流行に流されていないオリジナルな感じがとても好印象なバイクだね!
遠目から見た時は、大型バイクなりに大きいと感じたけど、ゆっくり近づいていくとシート高はそこまで高くないし、恐る恐る跨ってみれば足付きも良く、意外にも乗りこなせそうな感覚さえ出てくる。でもやっぱり普段乗り慣れている中型のラインナップよりずっしりとした重みがあり、スタンドを払って直立こそできたものの、スタート&ストップ時に余裕があるかと言われたら少し不安も残る。それでも、この重厚感は所有欲を満たしてくれるスペシャル感があり、わたしバイク乗ってるわ〜と実感できそうな一台だと感じた。

Hayabusaから一度降りて車両を見回っていくと、細かいところまで豪華にパーツが組まれている感じがある。フロントライトの中央部にさり気なく【隼】の文字がスモーク状になっていて浮き上がっている演出なんて、遊び心に溢れていてわたし的にときめくポイントのひとつだった。メーターを見てみると、普段あまり目にすることのないメモリの細かさ。しかも290km/hまでメモリがあるというのだから、その速度域までスピードが出せるということだよね。ここで某新幹線の冠にも同じ名前がついていることを思い出したけど、こっちのHayabusaも新幹線レベル!そう思って改めて横から見たら美しい流線のフォルムが全体的にトゥルンとしているし、新幹線に見えてきちゃった!(笑)
ハンドルのスイッチボックス周りにも400cc以下のバイクには見られないモード変更ボタンが備えられている。なんだかハイテクで難しそう…。実際に走るとどんな感じになるんだろう?使いこなせるのかなぁ。乗れもしないくせにその部分をみただけで勝手に不安になったわたしでした(笑)
大型免許を取る予定の未来の自分に期待しておこう。

一人で乗ってみたい気持ちをグッと抑えて、青木タカオさんとタンデムスタート!Hayabusaのタンデムシートに乗った感想としては、前述したように新幹線のような素敵な乗り心地だった。道路にレールが敷いてあるのかっていうくらいスムーズに前に進んでいくので、これが大排気量の“普通”かって驚いた。スズキのフラッグシップを体感できてとっても嬉しかったよ!
わたし自身これまでいろんな方とタンデムをさせてもらってきていて、パッセンジャー(後ろに乗る人の事)経験が密かに貯まっていく一方なのね。そのたびにバイクの性能や乗り心地はもちろんのこと、運転者の技量が何よりも大切なのだと誰かの後ろに乗せてもらうたびに思う。運転が荒いと、それだけパッセンジャーに負荷がかかるから気を使うし身体も疲れるし、体が安定しないから単純に怖い。本当に上手な人に乗せてもらうタンデムシートは、後ろで目を瞑ってしまうほどの安定感があるし、睡魔が押し寄せてくるほど安心できるんだよね。

そしてやっぱりタカオさんはモータージャーナリストであり、モトクロスレースの経験者だったりと多方面からバイクに乗り慣れている方。それを裏付けるかのようにHayabusaのように大きなバイクでもスラスラ乗りこなしていて、タンデム走行の安定感が一味違うなぁと実感する。後ろに人間1人乗せるとその分運転しづらくなるのが普通だと思うけど、タカオさんは安全且つ滑らかに走行してくれる。細い道幅でのUターンも軽々とこなすので、一瞬身構えるけど杞憂に終わる。
大型車は馬力があるから、乗る人間が一人から二人に変わったところでさほど走行に影響がないところが、タンデム走行に向いているメリットだよね。日本の現行法上、原付二種以降は二人乗り用の装備が揃っていれば基本的にタンデムOKなんだけど、低排気量のバイクだとタンデムした途端、アクセル捻っても馬力が足りずに思ったように加速できないなんてこともしばしば。だから後ろに人を乗せる場合は、パッセンジャーのことを考えると排気量の大きい方が運転する人もパッセンジャーも安全に繋がるんだろうね(以前わたしのコラム記事でもタンデムの極意を書いたからよかったらそちらも覗いてみてね)。

タンデムには、実は細かい規定や法律があるんだよね。たとえば、免許取った最初の1年間はタンデム禁止だったり、高速道路では免許取得3年経過かつ20歳以上が条件だし、東京の首都高などに代表される一部の二人乗り禁止エリアも存在するから意外とうっかりしがちな法律が多いよね。ライダー歴が長い人も周りの新人ライダーに伝えられるよう再度覚えておこうね!
さらには、パッセンジャーの正しい乗り方、運転者の配慮、服装、装備、ヘルメットにインカムが付いていないならお互いがわかる合図を決めたりするなど、しっかりコミュニケーションを取ることを心がけると楽しくて快適なタンデムライフが送れるよ。初めてタンデムするときは緊張があると思うけど、同乗者との事前準備を怠らず、まずは短い距離から慣らしていくことがこれからのタンデムライフに影響するよ。運転者が走行する場所や道順、運転の仕方だけを気にするのではなく、自分がパッセンジャー側になった時を想定して一つ残らず不安材料を取り除くことが安全に繋がるよ。

さっき大型車の方が安定すると書いたけど、パッセンジャーの座る位置が運転者より高くなるから、慣れていない人は怖いと思う。パッセンジャーの持ち手もクラブバーがあるから掴むところがあるだけで安心、と思いきや設置場所がお尻のすぐ横にあるから握力や体幹に自信ない人は安定に欠けるかもしれない。そういった場合の対処方も検索すれば出てくるから調べてみてね!
焦らず、慌てず、落ち着いて、みんなが安全に楽しくタンデムライフ送れることを願っています。

後半はパッセンジャー講座みたいになってしまったけど、いつかわたしもHayabusaのような素敵な大型車を操れることを夢見て、今日はこの辺で。青木タカオさんありがとうございました!その時はタカオさんをパッセンジャーとして迎えてやるぜっ!
それでは、また8の付く日にお会いしましょう〜。
今日はわたしの誕生日です🎉
— hapiちゃんねる🔰(高梨はづき) (@hapihapi8chan) October 25, 2022
誕生日の日にバイクの撮影のお仕事なんて最高です〜🥰
皆さまこれからもよろしくお願いします😳💓 pic.twitter.com/u1MsjiiD9A
Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!