【MotoGP第18戦オーストラリアGP】スズキのリンスが今季初優勝 ドゥカティのバニャイアがランキングトップに浮上
2022MotoGP第18戦オーストラリアGP MotoGPクラス決勝レースが10月16日にオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで開催されました。今回のレースではアレックス・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)が勝利し、今季初優勝を記録しました。
来季MotoGP撤退のスズキに華を添えたリンス選手
2022MotoGP第18戦オーストラリアGP MotoGPクラス決勝レースが10月16日にオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで開催されました。

ドライコンディショで開催されたオーストラリアGP(27周)では、ホルヘ・マルティン選手(プリマ・プラマック・レーシング)、マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)、フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1列目スタート。
2列目にはアレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング)、ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ヨハン・ザルコ選手(プリマ・プラマック・レーシング)が並びます。
序盤はマルティン選手、マルク・マルケス選手、バニャイア選手がレースを牽引しますが、9周目に入るとアレックス・マルケス選手(LCRホンダ・カストロール)とジャック・ミラー選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)が接触、リタイア。
11周目には年間タイトル争いで1位をキープしてきたファビオ・クアルタラロ選手が単独転倒。2戦連続ノーポイントでレースを終えています。
レース中盤、14周目に入るとアレックス・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)がトップに浮上。バニャイア選手、マルク・マルケス選手、マルティン選手、マルコ・ベゼッチ選手(ムーニーVR46レーシング・チーム)、アレイシ・エスパルガロ選手が続き、激しいトップ争いを展開。
最終ラップに入るとリンス選手とマルク・マルケス選手がトップを走行していたバニャイア選手を捉えて1番手、2番手に浮上。
その後、リンス選手はトップを守り抜き今季初優勝。2位に最高峰クラスで100度目の表彰台獲得となったマルク・マルケス選手、3位にバニャイア選手が入賞しています。
今回のレースを終え、ランキングトップに立ったバニャイア選手は次のようにコメントしています。
■フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)

「3位という結果には満足していますが、最も重要なことは、チャンピオンシップでついに首位に立ったということです。ベストを尽くしただけに、勝てなかったことが悔やまれます。
最初の数周はタイヤの消費をうまくコントロールしようとしましたが、終盤になるとペースが上がらなくなり、やはりフロントが苦しくなりました。
クアタラロがOUTになったのを見て、やり方を変えて、無駄なリスクを避け、状況を生かすためにスマートなレースをしようと思いました。次のマレーシアGPは、僕たちがいつも速いコースなので、そこでうまくやるための条件はすべて揃っています」。