本人確認書類になる? 原付バイク単体免許
本人確認書類として、運転免許証を提示する人は多いと思います。そんな運転免許証のなかでも、原付免許は1日で取得可能な安易さですが、本人確認書類として使用することはできるのでしょうか。
本人確認書類ってどんな書類
本人確認書類はその名の通り、書類を持っている人物が本人かどうかを確認するための書類。金融機関での口座開設など、本人である事を確認できなければ、進まない手続きも珍しくありません。
レンタルショップなので、貸し出した商品を管理する目的などでも、本人確認書類の提出が求められることもあります。特に金融機関やクレジットカード会社などは、不正利用を防ぐことを目的に、犯罪収益移転防止法によって本人確認書類が確認できなければ取引を停止するほどの徹底ぶり。
このように、社会的な秩序を守ったり、お店側の経営を守ったりするためにも、本人確認書類は非常に重要な役割を果たしています。

ちなみに2022年10月現在、さまざまな書類が本人確認書類として認められていますが、それぞれ「顔写真付き本人確認書類」と「顔写真がない本人確認書類」の2種類に区分されます。
顔写真付き本人確認書類としては、運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、マイナンバーカードなどが該当。一方の顔写真がない本人確認書類には、健康保険証や年金手帳、住民票の写しや印鑑登録証明書、学生証などが挙げられます。
では、運転免許証のなかでも比較的取得しやすい原付免許は、本人確認書類になるのでしょうか。
原付免許は、警察署などで原付免許試験を受験して合格すれば、各都道府県の公安委員会から免許が発行されます。運転免許のなかでは取得は簡単ではありますが、公的機関から正式に発行された書類である原付免許は、他の運転免許証と信頼性の高さは同率。本人確認書類として、使用することができます。そのため、顔付きの本人確認書類を持っていないことで、何かしらの手続きに困った人が、最短1日で取得可能な原付免許を取るケースもあるそう。
ただし、原付免許にかかわらず、本人確認書類としての効果が有効なのは免許の有効期限内だけ。免許の更新をせずに有効期限が過ぎた場合、本人確認書類としては無効になるので注意が必要です。
有効期限は自身の免許証に記載されており、更新の時期が近づくと登録されている住所に更新連絡書が送付されるため、忘れずに更新をするようにしましょう。