“初タンデム”はカフェラテの味!? 奥さんのヘルメット購入から始まる2人乗り顛末記 デイドリップ通信Vol.48

バイク乗りのコーヒー店主、黒田悟志さんによる連載コラム。今回は筆者にとって初めてのタンデムについて。奥様を乗せてカフェに行くためヘルメットを購入する所からのお話です。

「自己完結した1人の世界」から「感動を共有」できるものに

 こんにちは、『Day Drip Coffee』のクロダです。都内で小さなコーヒー屋をやっている、バイク好きの店主です。このコラムは「バイクとコーヒー」をテーマに、2つの世界を行き来して感じる様々なトピックをお届けしています。

 今回は、「タンデムでウチのカミさんとコーヒーを飲みに行ったお話」です。こう書いたら他愛のない話に聞こえますが、実は、僕はいままでバイクで2人乗りをしたことがなく、奥さんはヘルメットさえ持っていなかったので、それを買いに行くところからという状況。期待と不安が入り混じった「初めてのおつかい」的なお話です。

はじめて降ろしたタンデムステップ
はじめて降ろしたタンデムステップ

 まず、何はなくともヘルメットです。コイツがなければ話になりません。そこでヘルメット購入のためバイク用品店へ行こう! という訳ですが、ショップの多くはバイクだとスムーズに行けるけど、公共の交通機関だとアクセスが悪い、そんな場所にあります。なのでバイクで行きたいけれどヘルメットがないからバイクでは行けない……というちょっと無限ループなシチュエーション。

 そんなところに救世主現る。数年前に亡くなった義父の半キャップが遺されていまして。でもカミさんに被ってもらったら少々オーバーサイズ。そこで帽子の上から被ってもらうことで、それなりのフィット感に。形は整ったので、ひとまずこれでバイクに乗ることが出来ます。

 そうなると、問題は2人乗りそのものに。カミさんも不安だったのか、パッセンジャーとしての心得を事前にネットで調べていて、ざっくり予習済みでした。そこで自宅周辺の道を走ってみて、実感を確かめてみようということに。

 ずっと閉じたままだったリアのステップを初めて降ろし、カミさんが後ろに跨ります。シートが沈み込んだおかげで足付きが良好になり、「こんな感じなのね……」。

 さあ、いざ走り出してみます。発進も減速も重みを感じますが、気難しくは感じません。これなら何とかなりそうです。そこでこのままバイク用品店まで行っちゃおう! ということになりました。

 国道を走って20分程度で到着。案外あっさりと着いてしまった……。この日は平日で店内も空いていたので、ヘルメットの試着はもちろん、サイズ調整も丁寧に対応してもらい、おかげでカミさんにとってお気に入りのヘルメットを無事にゲット出来ました。本当ならフルフェイスの方が安心なのですが、ジェット型になりました。

 一番は頭の形との相性で、さらに快適性との兼ね合いやデザインの好みなどを踏まえた結果です。何よりヘルメットが初めての人にとって、閉塞感の感じ方は個人差がありますしね。でも良いのが見つかってホッとしました。

 この日はこれで時間切れ。カフェには翌週に行くこととなりました。

はじめてのタンデムによって、バイクの楽しみ方も広がりを見せた筆者でした
はじめてのタンデムによって、バイクの楽しみ方も広がりを見せた筆者でした

 こうしてやってきた当日。向かうのは横浜みなとみらい地区です。自宅からだと環八~第三京浜~首都高というルートで、いきなり高速道路を走ります。僕はもちろんですが、「カミさん大丈夫かなぁ」などと心配しつつ出発!

 環八は渋滞のストップ&ゴーが手強いけれど、「本番が最良の練習」という感じで進んでいきます。そして第三京浜へ。流れに乗るためグングン加速していきます。あとで聞いたら「スピードは全然大丈夫」だそうで良かった!

 心地よく巡航する流れに乗り、みなとみらいへ。目的地の赤レンガパーク駐輪場へ無事に到着しました。

 バイクを降り、お隣のマリン&ウォークヨコハマにある『ZEBRA Coffee』へ。ここは以前、まだロードバイク(自転車)を乗り回していた頃に来ていたカフェです。まさか奥さんを連れてバイクで来る日がやってくるとは!

 ちょっと時間が遅かったせいで、名物のクロワッサンが売り切れだったのは残念でしたが、奥さんはカフェラテが美味しいとのこと。僕が飲んだアメリカーノは、この日を迎えた感慨深さと無事に到着した安堵感で、心に染み渡るホッとした美味しさでした。

 このあと館内をぶらぶらしていると、クシタニのショップに目が止まりました。普段ならスルーしている奥さんも気になったようで、一緒に入店。今年の新作のメッシュジャケットが気に入ったようです。

 僕にとってはプライスタグがヘヴィだけど(笑)、バイクウエアに興味を持ってくれたのは嬉しいです。今までバイクは自己完結した1人の世界だったけれど、新たに感動を共有出来るものにもなりました。

 これからはいろいろな場所を一緒に訪れてみたいクロダなのでした。

【画像】“バイクの景色”が変わった!! カミさんと横浜みなとみらいへ初タンデムを画像で見る(7枚)

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Writer: 黒田悟志

世田谷の自家焙煎カフェDay Drip Coffee店主。自転車ロードバイクに20年ほど乗ってきたが、2年前オートバイに目覚めて自動二輪免許取得。両足2気筒から4スト単気筒へ。昨年はSSTRにも初参加しバイクライフを堪能中。

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