80年代のカラーリングを復活させたヤマハの「ネオクラ」スポーツモデル『XSR900』に試乗!〜小野木里奈の○○○○○日和〜
『小野木里奈の○○○○○日和』は、1980年代にロードレース世界選手権で活躍したソノートヤマハのカラーに似たデザインを採用したネオクラモデル『XSR900』の試乗記です。
ゴロワーズカラーを纏った「XSR900」
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今日はヤマハ『XSR900』の試乗記でございます。それでは、いってみましょう!

私が試乗した『XSR900』のカラーは、「ブルーメタリックC」。メインのブルーは、濃く鮮やかな青で、色んな青色がある中で個人的にこれがまさにヤマハブルーを連想させる色を使用しているような気がします。
そして、名前のとおりメタリックのような色味で光に反射したときにキラリと輝くのもまた素敵ですね。さらに、青以外にも所々に黄色が使用されているのです。そして、シート部分に目を向けると、縫い目も黄色の糸が使われています。さりげないところにまでデザインに気を遣っているようです。

サイドから『XSR900』を見たとき、シートの後方部分が少し短めで丸みのある形が気になりました。スポーティーなバイクは、シートの先がとんがっていて、上に吊り上がっているような形が多い印象だったのでデザインに新しさを感じます。
一方、二人乗りする場合は、外見だけで見るとタンデムシートの面積が少し小さめで狭いのかなと思います。でも、タンデムステップは大きめに見えたので、後ろに乗る人が安定できそうな点はありがたいですよね。ミラーもハンドルの先に装着されていて、あまり見ることのないデザインです。細部まで外見にこだわっているので、所有後も色々と発見できる楽しみもできそうです。

それでは、恒例の足つきチェックでございます!私(=身長160cm)が跨ると、両足がつま先立ちの状態です。シート高は810mmで車両重量は193kg。

タンクはボリュームがあり、支える時に足が開きがちにならないか少し不安がありましたが、ホールド部分はタンクが細身に設計されているので足を開きすぎずに地面に着けることができます。車両を支える時の足元は、想像していたよりもストレスは少なかった印象です。
最初に『XSR900』を見た時は、全体的に車両が大きくて重そうなイメージがあったのですが、車両重量は193kgと、200kg未満だったことも個人的に好印象。やはり排気量が大きいバイクは、それに伴って車両が重く取り回しも難しいバイクが多いのかなと勝手に思い込んでいました。しかし、この重量なら私でもなんとか一人で取り回すことができるのでホッとしましたね (笑)。
いよいよエンジンスタート!
スタート時に、まず注目したのがこのメーターパネル。大きすぎず小さすぎずの液晶メーターは、視界の邪魔にならない絶妙なサイズ感。

あまり目立ちすぎると、運転していても気になってよそ見しがちになってしまうため、このくらいのコンパクトさが私は好みです。液晶はフルカラーなので、一瞬の目視でも内容の把握がしやすいのもポイントですね。
実際に走行してみると、運転姿勢が楽で疲れが感じにくいですし、足つきの時にも感じたタンクのホールドのしやすさが心地良いニーグリップを実現してくれます。また、クラッチが軽くて握力に自信がないライダーも、シフトチェンジ時も問題ないと思います。

アクセルを開くと、ギュイーンと元気いっぱいに加速してくれます。徐々に滑らかな加速というよりも、アクセルを開くと一気に加速してくれるので、高速道路などで乗っていると特に面白みがあると思いました。
コーナリングもこの尖ったような加速が、ライダーを飽きさせない楽しさがあります。さらに運転姿勢が窮屈ではないので、長時間ツーリングも腰が痛くなりにくいですし、メリハリのある加速で走行を楽しめるのでいつの間にか時間が過ぎてしまいそうですね。

「ネオクラ」スポーツモデルの『XSR900』は外見に新しさを感じ、長時間乗っていても飽きさせない走りは、楽しみ尽くすこと間違いないバイクだなと感じました。
長くバイクを所有したい方には、おススメです。それでは、また来週の月曜日にお会いしましょう!
ヤマハ『XSR900 ABS』の価格は、121万円(税込)です。
今日は『YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW』に初参戦しました!やばい沼りそう。いや、もう既に沼っておりました。
— 小野木 里奈 Rina Onogi (@rina_onogi) December 4, 2022
後程、連載コラムでもレポートさせていただきますのでお楽しみに…!💓
夜遅くに失礼しました🙇@bike_newsjp #ホットロッドカスタムショー pic.twitter.com/9m4Rn5wJWl
Writer: 小野木里奈
女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。