ドゥカティ「V21L」 電動バイク世界選手権MotoE参戦マシンの生産を開始

ドゥカティは、2023年シーズンより電動バイクの最高峰レース「FIMエネル・MotoEワールドカップ」に供給する新型電動バイク「V21L」プロトタイプの生産を開始しました。

CO2排出量削減に貢献するための決定的なステップ

 ドゥカティは、2023年シーズンより電動バイクの最高峰レース「FIMエネル・MotoEワールドカップ」に供給する新型電動バイク「V21L」プロトタイプの生産を開始しました。

ドゥカティのMotoE用電動バイク「V21L」
ドゥカティのMotoE用電動バイク「V21L」

 12月から生産を開始し、2月中旬にはレースで使用される18台に加え、5台のスペアバイクを含めた23台が生産されるV21Lは、最高出力110 kW(150 hp)、最大トルク140 Nm、時速275 kmを発揮(2022年7月公開値)するMotoEワールドカップ専用の電動バイクです。

 ドゥカティの研究開発エンジニアとドゥカティ・コルセ・チームの共同作業により生み出されたV21Lは、ドゥカティのDNAである「レースの世界で技術的ソリューションを試し、この分野で開発されたすべてのものが、世界中の愛好家のためのバイクに使用できるようにする」というアプローチを維持しながら開発されたもので、将来のための技術開発を目的として誕生しています。

 今回の発表に際し、ドゥカティCEOのクラウディオ・ドメニカリ氏は、次のようにコメントしています。

ドゥカティCEOのクラウディオ・ドメニカリ氏
ドゥカティCEOのクラウディオ・ドメニカリ氏

■クラウディオ・ドメニカリ氏/ドゥカティCEO
「ドゥカティMotoEの生産開始は、当社にとって歴史的な瞬間であり、このプロジェクトを通じて、モーターサイクルの世界における将来のテクノロジーを徹底的に研究しています。これは重要な実験分野であり、私たちは、バッテリー技術によって、エンスージアストがドゥカティに期待する重量、性能、航続距離を備えたエキサイティングな電動ロードバイクを開発できるように、ノウハウを蓄積するための投資を行っています。

 したがって、私たちは、将来のドゥカティの電動ロードバイクの特徴を形成するために、社内で人材とスキルを育成することを目的として、この新しい冒険に乗り出すことにしたのです。MotoEプロジェクトは、内燃機関のCO2排出量をゼロにする合成燃料(eFuel)の研究とともに、ドゥカティが製品面でCO2排出量削減に貢献するための決定的なステップとなるでしょう。地球の繊細なバランスを維持するためには、環境の持続可能性は、すべての個人とすべての企業が優先的に考慮しなければならないものです。

 ドゥカティは、産業レベルでもこのことに取り組んでおり、「Nearly Zero Energy Building」に分類される新しいフィニトゥーラ・エ・デリベラ・エステティカ地区の建設は、まさにその最新の例です」。

※ ※ ※

 なお、2023年のMotoE世界選手権に参戦するライダーとチームによる最初のテストは、3月6、7、8日にヘレスで行われ、その後4月3、4、5日にバルセロナのモンメロ・サーキットで3日間のテストが予定されています。

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