日比谷公園の地下にある施設「HIBIYA RIDE」に潜入したら有人駐輪場だった件

東京都の日比谷公園の地下空間に何かがある!? ということで、調査に出向きました。特派員はインスタグラマーのMOEさん。地下駐車場があることは知られていますが、それ以外に一体何があるのでしょうか。

じつは10周年、サイクリストやランナーに向けた嬉しい施設が都内の地下空間に!?

 東京都千代田区にある日比谷公園は、地下が駐車場になっていることで知られています。その地下空間に広がっている駐車場エリアの一角にウッドデッキが確認できます。そこへ進んでみると……ランナーとサイクリストの姿がありました。

NEXCO東日本が運営する日比谷公園の地下施設とは?
NEXCO東日本が運営する日比谷公園の地下施設とは?

 そこはNEXCO東日本が日比谷公園の地下で運営している、サイクリストとランナー向けのサービス提供施設「HIBIYA RIDE(ヒビヤライド)」(日比谷駐車場内)でした。

 この施設は令和5年2月で10周年を迎えており、3月には著名タレントを招いた記念イベントも控えているそうです。主に皇居周辺を走るランナーや、自転車通勤をする人に向けた有人駐輪設備が整えられ、さまざまなホスピタリティが用意されています。

日比谷公園駐車場の一角には、NEXCO東日本が運営する有人管理の駐輪施設「HIBIYA RIDE」があった
日比谷公園駐車場の一角には、NEXCO東日本が運営する有人管理の駐輪施設「HIBIYA RIDE」があった

 バイク保管ラックは縦置き型が27台、二段式が90台分と都内最大レベルの規模です。会員用のロッカーは127基あり、更衣ロッカールームには着替え用のロッカー(男性用60基/女性用60基)とシャワー(男性用5基/女性用7基)を備えているため、出社前の利用などには最適な環境となっています。

二段式バイクラックは90台分と、都内最大レベルの規模
二段式バイクラックは90台分と、都内最大レベルの規模

 サービス内容はビジターと会員で異なり、サイクリストとランナー向けの「シューズ会員」は月額4200円、サイクリスト向けにはAとBの2タイプがあり、「会員A」は2万4000円、「会員B」は1万6000円となっています。

「ビジター」の場合は、空きがあれば日額800円(更衣室、シャワー)+ラック代800円での利用が可能です。自転車でやって来て、バイクウェアから着替えて日比谷や銀座を歩く、人と会う時などにも便利なサービスです。

バイクウェアから着替えて、フレッシュな気持ちで出社!
バイクウェアから着替えて、フレッシュな気持ちで出社!

 自分の大事な自転車を、有人管理のもと屋内ラックに保管ができることはセキュリティ面でも大きな安心感があり、アクティブな通勤スタイルからビジネスフォーマルに切り替えることでスイッチも入り、より充実したサイクルライフを送ることができるのではないでしょうか。

【画像】サイクリストに嬉しい都内の施設「HIBIYA RIDE」の詳細を見る(11枚)

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Writer: 山本健一

サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。

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