X-Trial第2戦 追い上げ届かず2位となったトニー・ボウ選手
X-Trial世界選手権第2戦Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手は、2位表彰台を獲得し総合首位をキープしました。
X-Trial総合首位をキープしたトニー・ボウ選手
X-Trial世界選手権第2戦はオーストリアのウィーナー・ノイシュタットで開催された。Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手はこの大会で2位に入り、2023年X-Trialのシリーズポイントのリードを守っています。チームメートのガブリエル・マルセリ選手は4位に入賞しています。

Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手は、5ポイントのポイントリードで、X-Trialシリーズをリードし続けています。マルセリは決勝進出目前でしたが、わずか1点差で決勝進出を逃して4位となりました。
第2戦のラウンド1に用意されたセクションは5つで、これを合計6ポイントでまとめたトニー・ボウ選手は、このラウンドのトップに立ちました。ガブリエル・マルセリ選手は7点で、Betaのアニオル・ジェラベルト選手と同点とし、クリーン数差の3位です。
ラウンド2は、5セクションで行われ、再びトニー・ボウ選手は8点のベストスコアをマーク、決勝進出を果たしています。しかしラウンド2でクリーンの出なかったガブリエル・マルセリ選手は減点16点で7位となりました。決勝進出はラウンド1とラウンド2の減点を合計して決まり、ラウンド1が3位だったガブリエル・マルセリ選手の減点は合計で23点。TRRSのアダム・ラガ選手と同点となりましたが、同タイム、クリーン数一つの差で、決勝進出を逃す結果となっています。
決勝進出はトニー・ボウ選手、GasGasのハイメ・ブスト選手、そしてマルセリ選手を破ったアダム・ラガ選手の3名です。

6セクションで争われた決勝は、トニー・ボウ選手が第2セクションで痛恨の5点、第4セクションでも5点となり苦戦を強いられます。最終セクションを3人中ただ一人クリーンしたものの逆転には届かず、トニー・ボウ選手は2点差で2位表彰台を獲得しました。
今回の勝負は2位だったものの、開幕戦1位、第2戦2位により獲得ポイントは38ポイントとなり、ハイメ・ブスト選手に5ポイント差で総合首位をキープしています。ガブリエル・マルセリ選手は24ポイントで、ハイメ・ブスト選手を9ポイント差で追いランキング3位となっています。
■Repsol Honda Teamトニー・ボウ選手(2位)

厳しい夜になりました。しかし2位表彰台を獲得して、チャンピオンシップのリードを守れたのは、よい結果だったと思います。
今回はラウンド1とラウンド2でトップスコアをマークしたのですが、残念ながらファイナルでは第2セクションと第4セクションが問題となりました。それでも2位のポイントを獲得できて、チャンピオンシップを戦う上では大きな意味を持つ結果を得ることができました。次のパンプローナでも、チャンピオンシップをリードすることが目標になります。
■Repsol Honda Teamガブリエル・マルセリ選手(4位)

最高のコンディションで大会に臨むには至らなかったので、この結果はまず悪くないものだったと思います。
ラウンド2はよくなかったのですが、それでも3位と同点で4位入賞を果たすことができました。ファイナルに進出できればよかったのはもちろんですが、今回の結果には満足しています。最低限の仕事ができたと思うので、パンプローナではさらに結果を欲張りたいと思います。
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X-Trial第3戦は、スペインのパンプローナで3月25日に開催されます。