驚きのパワーと個性的なビジュアルが魅力! スズキ「GSX1100S KATANA」は全方向で唯一無二!?レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
レーシングライダーの石塚健選手が、スズキ「GSX1100S KATANA」に試乗。そのインプレッションです。
公道よりサーキットを走りたいパワフルさ!?
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。
今回は、先日試乗したスズキ「GSX1100S KATANA」のレポートをしていきたいと思います。

現在は、貴重な絶版車として人気の高いスズキ GSX1100S KATANA、通称カタナ1100は、日本刀をイメージしたデザインで、言わずと知れた伝説的な一台です。
登場したのは1981年の秋。先鋭的なデザインで登場したことで、市場に強烈なインパクトを与えました。そして1984年には一度生産終了となったものの、1987年に復活。さらに1990年には、スズキ70周年記念車として再再復活。
1994年には1100㏄としては初となる日本仕様車が登場し、2000年春にファイナルエディションとして限定1100台が日本でのみ販売されるなど、カタナは約20年に渡って進化を続けてきました。

1981年に初登場した当時の世界最速車にもなったカタナ1100に搭載されるエンジンは、空冷4スト並列4気筒で111馬力をも発揮します。そんな歴史を持つGSX1100S KATANAは、パッと見縦に長くて全体的にも大きく見えてしまい、安全に乗れるのか少し不安になりますが、早速跨ってみました。
今回試乗させてもらった車両はもちろん中古車なので、少しカスタムされている箇所があるかと思いますが、身長165㎝の僕が跨ると片方の踵がわずかに浮いてしまうような感じ。
車重も254㎏と重く車体が長いので、うっかり反対側に倒してしまわないかと、取り回しには神経を使いました。

それでは走行していきます。クラッチミートと同時に車体に引っ張られるかのような力強い押し出し感と共に走り出し、アクセルを少し捻っただけで感じる物凄い加速感に、思わず「おお?」と言ってしまうほど。
町中では、ほとんどアクセルがいらないんじゃないか?と思ってしまう程、パワフルなエンジンに驚きです。
走行中は何だか大きな鉄の塊にしがみついているような、そんな感覚ではありましたが、直進安定性は感動する程の素晴らしさ。

一方で、ホイールベースが長いのとやはり重量があるのが故に、旋回性はいまひとつ。
低めに構えたセパハンや長めのタンク、バックステップといったレーサーの様な要素を持ち合わせているので、ロングツーリングというよりは、ワインディングでの走行やサーキット走行の方が非常に楽しめるのではないかと思いました。現在はサーキットや草レースでカタナ1100を見かけることも珍しくはないので、その人気の理由を感じられた気がします。
唯一無二のルックスも独特でカッコよく、乗るのはもちろんコレクションとしてガレージに飾っておくのも素敵だなと思える1台。エンジンのパワフルさや塊感も独特なので、中古車屋さんで見かけた際は、是非跨ってみてください。
色々な事が起きたル・マン24時間。
— 石塚 健 / Takeshi Ishizuka (@Takeshi_722) April 18, 2023
自分のレースキャリアの中でも1、2を争う程濃密な一週間でした😅
喜怒哀楽。色々と感情も忙しかったですが、そんな経験ができた事に感謝して、次に活かしていきたいと思います! pic.twitter.com/xfCY34j1vZ
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









