初めてのスパ・フランコルシャンはとにかく難しいコース!EWC第2戦スパ24時間耐久レースに初参戦!レーシングライダー石塚健のレースレポート前編

国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、FIM世界耐久ロードレース選手権 第2戦、スパ24時間レースに参戦。その様子をレポートしてくれました。

スパ・フランコルシャンサーキットを初走行

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 今回は、6月16日から6月18日に、ベルギーにあるスパ・フランコルシャンサーキットで、FIM世界耐久ロードレース選手権の第2戦が開催されましたので、参戦レポートを書きたいと思います。

 今は、約3週間のベルギー滞在を終えて、日本に帰ってきました。

自分の走行を待つ石塚健選手
自分の走行を待つ石塚健選手

 今回のスパは事前テストが行われなかった上に、世界的にみても1周が長く、テクニカルなサーキットということもあり、レースウィーク初日のフリープラクティスが非常に重要なセッションとなりました。

 サーキットに到着してまず行ったのは、トラックウォーク。(サーキットを歩く事を言います)

 サーキットの全長は1周約7㎞もある超ロングコースで、加えて高低差が激しいので、徒歩での1周はかなり大変。ちなみに1時間強ほど時間がかかりました。現地に来る前に動画を見たり、プレイステーションでサーキットを覚えたりと予習はして行ったのですが、やはり実際に自分の目で見るのとは違うなぁというのが最初の感想です。

予選でタイムアタックする石塚健選手
予選でタイムアタックする石塚健選手

 走行が開始されたのは火曜日。午前中に3時間、午後に5時間と、合計8時間の走行時間が設けられました。先ずはサーキットに慣れる事と、前戦で大破してしまったマシンの確認からスタートです。

 走ってみたサーキットの第一印象は、とにかく難しい。ヘアピンやシケイン、高速のブラインドコーナーもあり、かなり難しいレイアウトでしたが、じっくりと時間を使いつつ攻略して行く事ができました。そして2日目は車検や装備車検、ブリーフィングとレースに向けての準備を整える1日で、翌日には早くも公式予選というスケジュール。

 予選は開幕戦のル・マンと同様、3人のライダーのベストタイムの平均がチームの順位となり、決勝のスターティンググリッドが決まります。

 予選タイムはライダーブルーのジュリアン選手が2分27秒937、ライダーイエローの自分は2分27秒069、ライダーレッドのマッテオ選手は2分28秒756で、走るごとにタイムを上げていけている状態。僕自身、初日に比べて2.5秒タイムアップすることができました。

 自分はイエロー組ではSSTクラス10番手でしたが、予選結果は3人の平均タイムとなるため、最終順位は総合30位、SSTクラス15位でした。タイム的にも順位的も満足できる位置ではなかったのですが、チーム内では自分が一番速く走れていたので、いい意味でチームメイトに刺激を与えられ、ポジティブな内容。

 24時間ととても長いレースになる為、予選のポジション取りはそれほど重要ではないので、先ずは第一の目標となるチェッカーを受けることに集中し、チームで作戦を立てていきました。

ピット作業の練習を行う石塚健選手とJMA Racing
ピット作業の練習を行う石塚健選手とJMA Racing

 予選後は、21時半から23時までのナイトセッション。明日は24時間レースの決勝だというのに、かなりの長丁場です。初めてのサーキットなのでナイトセッションも重要ではありますが、翌日に備えて早く寝かせて!というのが、正直な感想でした(笑)

 噂ではスパでの夜間走行はサーキットの灯りが少なく、見えづらいと聞いていたのですが、今年から設置されている灯りの数が大幅に増え、比較的コーナーが見やすかったことに加え、マシンにもフォグランプが装着されたので、ペースをそれほど落とす事なく走行でき、昼間とのタイム差は2秒程しかありませんでした。

 夜間でのテストも終え、いよいよ迎えた6月17日の14時。気温は30度前後のとても暑い中、スパ24時間耐久レースのスタートとなりますが、前編はここまでにしておきます!

 次回の後編は、決勝レースの模様をお伝えしていきますので、楽しみにしていてください。

石塚 健 / Takeshi Ishizuka

【画像】世界耐久ロードレース選手権 第2戦でスパ・フランコルシャンサーキットを走る石塚健選手を画像で見る(10枚)

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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