美味しいアジフライを求めて走る旅 気分は「鈴鹿8耐」!? 灼熱の高速道路で「ミックスフライ定食」を堪能
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。新名神「鈴鹿PA」ではエビフライとイカリングとともに定食でいただけます。
名古屋文化圏ではエビフライと共存の関係か
美味しいアジフライを求めて……走って来たわけではありませんが、神戸で午前中に仕事を終わらせた筆者(増井貴光:本業はフォトグラファー)は、神奈川県の自宅に向けて愛車のハーレー「ロードグライド」を走らせています。自宅まで8時間はかかりませんが、気温35℃を超える高速道路の真夏の暑さは、さながら鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の気分です。

「草津JCT」から新名神に入り、伊勢湾岸道が近くなったくらいで昼を過ぎ、強烈に腹が減ってきました。まだ先も長いし水分補給もしようと「鈴鹿PA」にピットインです。
「鈴鹿PA」は、新名神の「新四日市JCT」から「亀山西JCT」間が開通した2019年にオープンしました。名前の通り、三重県鈴鹿市にあります。ロードレース好きのライダーにとっては鈴鹿と言えば「鈴鹿8耐」が開催される鈴鹿サーキットを思い浮かべると思います。
もちろんバイクレースだけではありません。「鈴鹿PA」の愛称は「PIT SUZUKA」で、F1、スーパーGTの車両を展示するなど「モータースポーツのまち 鈴鹿」をイメージしているそうです。
名古屋方面に向かう上り線、大阪方面に向かう下り線、駐車場は別ですが、施設は共用しています。どちらにも屋根が設置された2輪駐車スペースがあります。

ロードグライドを停めて建物に入ります。冷房の効いた屋内は天国です。まずは昼飯! とフードコートへ。
「定食・丼 すず食堂」、「うどんとそば 伊のいち」、「鈴鹿ラーメン 啜乱会」の3店が並んでいます。入り口にあるメニューを見ると「すず食堂」の「焼肉のみさき屋ぼつ焼丼」が気になります。「ぼつ焼」を調べてみると、鈴鹿市内の老舗焼肉店の名物で、松坂牛ならぬ松坂豚のハラミを秘伝のタレに漬けて焼いたものだそうです。
さらにメニューを見ていくと……見つけてしまいました。アジフライも入っている「ミックスフライ定食」です。「ぼつ焼丼とミニうどん」にするか「ミックスフライ」にするか、両方食べたらしばらく走れなくなりそうだしなぁ、などと悩むこと15秒。ミッションを遂行することにして「ミックスフライ定食」の食券を購入しました。
待つこと5分ほど、カウンターの上のモニターに番号が表示され、出来上がったようです。カウンターで受け取ってテーブルに戻ります。

「定食・丼 すず食堂」の「ミックスフライ定食(アジフライ・エビフライ・イカリング)」は、アジフライとエビフライが1尾づつ、イカリングが2個盛り付けてあります。付け合わせはキャベツでタルタルソース多め。ご飯とみそ汁で定食です。
まずは、アジフライからいただきます。箸を入れてみると、バッチリ揚げたてサクサクです。サイズは少し大きめ、思ったより厚みがあります。なかなかボリューミーなアジフライです。身もフワッとしていてかなり高得点です。名古屋文化圏なので、エビフライのボリュームと味も負けてはいません。かなり満足度の高いSA・PA飯です。
こうなると「ぼつ焼丼」もきっと美味しいんだろうなぁなどと考えてしまいますが、「ミックスフライ定食」を完食してお腹いっぱい、とても入りません。
フードコートを出てバイクに戻る途中、展示スペースに「モリワキ」のレーシングマシンが展示されているではないですか! 1981年の「モリワキ・モンスター」と1983年の「モリワキ・ZERO X-1」です。筆者が憧れた時代のバイクなので懐かしく見学させていただきました。

また、お土産などを販売している「すずかの」では「クシタニ」がスポンサードするライダーのレーシングスーツ展示や、鈴鹿サーキットのグッズが販売されていました。ちょうどレースウイークということもあって8耐グッズも並んでいます。
ぶらぶらしてお腹もこなれたので、もうひとっ走りしましょう。あと走って4時間くらいかな~と「鈴鹿PA」を後にしました。

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110



















