この世界を直視できるか!? カンヌで退出者続出のクローネンバーグ最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
独特な世界観で常に物議をかもしてきた鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が、2023年8月18日(金)より全国公開中です。
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『スキャナーズ』や『ビデオドローム』にはじまり、『ザ・フライ』や『裸のランチ』『クラッシュ』、そして『イグジステンズ』や『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『イースタン・プロミス』などなど、そのキャリアで常に物議をかもしてきたデヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』。第75回カンヌ国際映画祭では退出者が続出したという、賛否両論の問題作でもあります。

——そう遠くない未来。人工的な環境に適応するように進化し続けた人類は、生物学的構造の変容を遂げ、痛みも感じなくなっています。“加速進化症候群”のアーティストであるソールが体内に生み出す新たな臓器に、パートナーのカプリースがタトゥーを施し摘出するショーは、チケットが完売するほどの人気を呼んでいました。しかし政府は、人類の誤った進化と暴走を監視するため“臓器登録所”を設立。特にソールには強い関心を持っていました。そんな彼のもとに、生前プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれ……。
90年代に執筆されたという脚本をもとに、「人類の進化についての黙想」をテーマに掲げ製作に20年以上を費やした本作。クローネンバーグ作品の常連俳優であるヴィゴ・モーテンセンが「自身のカラダから臓器を生み出す」アーティスト、ソールを演じ、彼のパートナーであるカプリースをレア・セドゥが、二人を監視する政府機関のティムリンをクリステン・スチュワートが演じています。

奇抜なストーリーはもちろん、劇中に使用する小道具などの奇怪さでも知られるクローネンバーグ監督。過去作にはバイクのパーツをモデルにしたセットなども使用されていましたが、本作に登場する小道具は有機物がベースになっているようです。そんな本作のキャストで日常的にバイクに触れているのは、ティムリンを演じるクリステン・スチュワート。彼女は普段の足として、プジョーのスクーター「Kisbee GT」に乗っている姿が目撃されています。

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は2023年8月18日(金)より全国公開中です。











