【MotoGP第11戦カタルーニャGP】アプリリアのエスパルガロがスプリント・決勝レースを制覇
MotoGP第11戦カタルーニャGPのスプリントレース・決勝レースが9月2・3日にカタロニア・サーキットで開催されました。今回のレースではアレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング)がスプリント、決勝の両レースを制覇しています。
アプリリアが強さを発揮
MotoGP第11戦カタルーニャGPのスプリントレース・決勝レースが9月2・3日にカタロニア・サーキットで開催されました。

カタルーニャGPでは9月2日に行われたスプリント(12周)でアレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング)が優勝。2位にフランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3位にマーベリック・ビニャーレス選手(アプリリア・レーシング)が入賞しています。
同日に行われた決勝レースの予選では、バニャイア選手、アレイシ・エスパルガロ選手、ミゲール・オリベイラ選手(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)が1列目スタートを獲得。2列目にはビニャーレス選手、ホルヘ・マルティン選手(プリマ・プラマック・レーシング)、ヨハン・ザルコ選手(プリマ・プラマック・レーシング)が並びます。
翌日に行われた決勝レース(23周)ではスプリントに続きアレイシ・エスパルガロ選手が勝利。2位にビニャーレス選手、3位にホルヘ・マルティン選手が入賞しています。
今回のレースを終え、MotoGPクラスで初のワン・ツー・フィニッシュを果たしたアプリリア・レーシングの2人のライダーは次のようにコメントしています。
■アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング)

「人生で最高の一日でした。2回目のスタートでは、バニャイアのひどい転倒を見て緊張し、ナーバスになってマーベリックに遅れをとってしまいました。それからタイヤの消耗やリスクをあまり考えずにプッシュすることにしました。マーベリックに追いついたとき、彼がグリップ不足に悩んでいるのは明らかだったので、僕がオーバーテイクしたんです。
アプリリアのマシンが2台も前にいるなんて信じられないです。僕たちが成長しているということだけど、もうここまで来たと勘違いしてはいけないです。自分たちがやっていることに誇りを持ち、全員がひとつになって同じ目標に向かって進んでいくために、まだ一緒にハードワークする必要があるでしょう。
■マーベリック・ビニャーレス選手(アプリリア・レーシング)

「アプリリアでの仕事に非常に満足しています。ここで私はモチベーションと並外れたチームを見つけ、そして今、私たちの仕事の結果が皆の目に見える形で現れていることに興奮しています。このシナリオは想像することさえ難しかったことです。私は自分自身と賭けをしましたが、勝利は必ずやってくると完全に確信しています。
重要なのは、安定していること、そしてどのコースでも速いマシンで走ることです。今日は、特にフロントタイヤの摩耗のためにペースを落とさなければならないところがありましたが、リアのグリップはまだ良かったです。この点ではアレイシのライディングスタイルのほうがうまくいっているのかもしれないです。いずれにせよ、1週末で2回の表彰台は個人的には非常に良い結果です」。

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次戦、MotoGP第12戦サンマリノGPは、9月8日から10日にかけてミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催予定です。