バイクに乗るのには最高の季節到来!ホンダ「レブル250」でソロツーリングに行ってきました 〜小野木里奈の○○○○○日和〜
『小野木里奈の○○○○○日和』は、秋を感じにホンダの「レブル250」で道志みちへソロツーリングに出かけてきました。途中にあるカフェや美しい富士山など、ライダーを癒してくれるスポットが盛りだくさんのツーリング紀行を少しご紹介します。
ツーリングには最高の季節到来
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。
「9月も後半になるのに残暑がまだ続くなぁ」と思いきや、この数日で都内は一気に秋モードになりましたね。暑くもなく寒くもなく丁度いいこの気候の中、「バイクに乗らなきゃもったいない」と思い相棒にホンダ『レブル250』に乗ってお久しぶりのソロツーリングに行ってまいりました!

今回は初の『道志みち』を走行するために道の駅『どうし』を目的地にしました。今回の『小野木里奈の○○○○○日和』は『ソロツーリング日和』です!
『道志みち』とは、神奈川県相模原市から山梨県富士吉田市までの国道413号線です。ライダーのツーリングスポットとして一度は訪れたいこの道。私も編集長におすすめされたのでいざ、挑戦!

都内からスタートし、東名高速道路を使って相模原ICまで走行しました。今日は天気も良く、都内の最高気温は約26℃。前から吹いてくる風が冷たくもなく暑くもなく程よい感じでとても気持ちいいのです。このままずっと走っていたくなります。
相模原ICを降りて、いよいよ『道志みち』へ!ドキッとしたのは空気が一気にひんやりとしてつい数日まで真夏日が続いていたとは思えない気温のよう。東京から数十キロ離れるとこんなに気温が下がってしまうことに内心ちょっと慌てましたが、まだ日差しも暖かかったのでそのまま『道志みち』を走ることにしました。
『道志みち』はたくさんの緑に囲まれ信号もほとんどなく丁度良いワインディングもあり、初心者ライダーにもピッタリなツーリングコースだと思いました。私にとっても短くもなく長すぎもなく絶妙な距離なのも魅力的でした。

途中休憩がてら、『道志みち』を少し入ったところにひっそり佇む『古民家カフェ 雅 MIYABI』へ。マスターの実家である築100年以上の古民家をカフェとして営業しているんだとか。
暖簾をくぐってガラガラっとレトロな扉音とともに入ると、店内はコーヒーと古い木造の香りが広がっていました。時間をかけて1杯ずつ丁寧に入れるので、立ち寄る際は待つ時間をのんびり楽しむことをオススメです。

私は季節限定の「苺のモンブラン」と「たっぷりミルクのカフェオレ」を注文。マスターがコーヒー豆を挽く「ジーーーーっ」という音と店内の音楽に耳を傾けていると、運転で疲労した体が癒されていきます。
「苺のモンブラン」は甘酸っぱくて優しい味!カフェオレはミルクたっぷりだからお砂糖を入れなくてもコーヒーの苦味がマイルドになってますますほっこり。帰りにお店の方からコーヒーの出がらしで作られた消臭剤をいただきました。帰ったらヘルメットの中にでも入れてみようかな(笑)
素敵な古民家カフェでパワーチャージもできたことですし、運転を再開します。ここから道の駅『どうし』までは約27km。あと40分弱運転することになるでしょう。
「もうちょっとだ!頑張れ!」と自分に言い聞かせながら『道志みち』を走行します。『道志みち』は対向車もたくさんいるのですが、特にライダーの方々もたくさんいることに驚きました。実際に走行してみてどれほどこの『道志みち』が人気ツーリングコースなのかを実感できます。

たしかに坂道はあれど、そんなに急坂じゃないのでワインディングが重なっても疲れにくいルートなんですよね。ただ、要所で道幅が狭くなる場所があるのでその際はより対向車の存在に目を配る必要があります。
『道志みち』は色んな景色を持つコースで、林に囲まれた道もあれば、田んぼがある開放的な道、まっすぐな坂道になったと思ったら目の前に大きい富士山が見える道もあるのです。

この頃には西日が差しており、富士山がくっきりシルエットのようになっていて空とのコントラストが素敵でした。周りの山は黄色の西日に照らされキラキラした木々が見えてバイクに乗りながら思わずうっとり… ふぅー、ここまで運転したかいがあります!(笑)
そして、いよいよ目的地である道の駅『どうし』に到着。

「凄い!想像以上にライダーさんが多いぞ!」
この道の駅の裏手に歩いて行くと『道志川』を眺めることができます。もう少しで日没ですが、ここからさらに山中湖方面に夕陽を展望できるスポットを地図で発見!ということで、さらに『道志みち』を進むことにしました。
ただ恐ろしいことに、日が落ちてきて一気に気温が下がってきました。予想はしていたけどここまで日中との気温差が激しいとは甘くみておりました…(泣)それでもとりあえず夕陽は拝みたいので寒さと戦いながらバイクを運転します。

進めば進むほどひんやりした風が全身を刺激するし、道を間違えてしまうこともあって「もう途中で引き返そうかな…」と心が折れそうになる瞬間もありましが、時折夕陽の逆光から見える綺麗な濃紺の富士山を目にするたび、最終的に「やっぱり諦められない!」と、目的地を目指す気持ちが強くなります(笑)

ススキに囲まれた峠道を登っていくと、ようやく目的地の『パノラマ台』に到着。オレンジに輝くグラデーションの空を背にどっしりと構える富士山が見えます。下には山中湖が広がり、水面が風で揺れてキラキラと輝いています。
私が到着した時に太陽はもう沈んだ直後でしたが、空はまだオレンジ色に広がっていてとても美しい夕焼けに照らされた空を見ることができました。空気が冷たく全身冷えてしまったけどこの景色を見た瞬間、「来てよかったぁ…」と心から思えました。ここまで来る道のりは色々あったけど大きな課題をクリアしたような達成感を得られました。

景色やカフェを楽しむため、そこまでバイクで行く道のりは時として少々過酷なこともあります。バイクは全身剥き出しなので車よりも体力は削られてしまうでしょう。移動の道のりも自分に課せられたミッションのようなイメージが私の中にはあって、それを達成できたからこそ、その地元での食や景色もより濃く味わうことができるんだと思います。
さらに、ソロツーリングは自分と向き合う時間にもなるので、今回も私にとって忘れられないツーリングになりました。さてさて、次回はどこへソロツーリングしようかな?
それではまた次の月曜日にお会いしましょう!
走っております🏍💨
— 小野木 里奈 Rina Onogi (@rina_onogi) September 24, 2023
久々のソロツーリングです😂
どちらを訪れたかは明日のコラムでわかります!お楽しみに!🤣#バイク乗りと繋がりたい pic.twitter.com/YLk0qqn1Su
Writer: 小野木里奈
女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。