最速の自転車を具現化したらこんな形に!? CANYON史上最速のトラックバイク登場
最先端のロードバイク、マウンテンバイク、トライアスロンバイクなどのスポーツ自転車を生み出すドイツの自転車ブランド「CANYON(キャニオン)」から、トラックレースに特化した同ブランド史上最速のバイク「Speedmax CFR Track」が登場しました。
大胆なフォルムは、まるでアート作品?
最先端のロードバイク、マウンテンバイク、トライアスロンバイクなどのスポーツ自転車を生み出すドイツの自転車ブランド「CANYON(キャニオン)」から、トラックレースに特化した同ブランド史上最速のバイク「Speedmax CFR Track」が登場しました。

現存する乗り物のカタチには既成概念がありますが、それを崩すようなモノが最先端技術によって次々と生まれています。自転車もそのひとつ、空気抵抗を減らすことをテーマに、常識を超えるフォルムが具現化しました。
空気抵抗を軽減するためには前から見た時の大きさである前面投影面積と、空気の流れをよくして、物体に空気を沿わせて綺麗に受け流すような形状設計が流体力学から導き出されていきます。解析技術と具現化する製造技術の醸成によるその形状はユニークに映ります。
キャニオンは、競技用自転車の開発においては世界トップクラスの技術を持っています。来年に控えた「パリ2024」(第33回夏季オリンピック競技大会)に向けて各社から最新鋭の自転車が発表されていますが、キャニオンも早々にトラック競技向けのハイスペックなバイク「スピードマックスCFRトラック」を販売開始しました(オリンピックは市販品しか使えないため。つまりは五輪選手と全く同じ自転車を購入して使うことができる)。
442回に及ぶスーパーコンピューターでの解析、312回の風洞実験、そして155時間に及んだ世界最高峰のトラック・サイクリストたちとのテストなど、2年間にわたる集中的な研究開発を経て販売に至りました。

トライアスロンレースで輝かしい成績に貢献している「スピードマックス」をベースとし、トラックレース用のバイクとしてチューブ形状からあらゆるディテールのすべてを最高の効率で空気を切り裂くようにファインチューニング、究極のアドバンテージが得られるよう仕上げられています。
トラックレースのバイクはすでに完璧に近い設計で成熟しており、その先のレベルに達するためにこれまでの常識とルールを完全に見直したと言います。
設計プロセスは、従来エンジニアリングチームからスタートするものですが、初日からプロトラックサイクリストのクロエ・ダイガード選手が開発をけん引し、初期のプロトタイプを作り出しました。そしてデンマークのナショナルチームが長期にわたって繰り返しフィードバックとアップデートを行ない、着実に進化させてきました。
フロントフォーク周りとリアのステーが見たこともないボリュームですが、断面は薄い翼形状です。2023年のUCIトラック世界選手権では、女子の3km個人追い抜きで初期の開発に携わったクロエ・ダイガート選手の世界記録更新に貢献するなど、すでに実力を発揮しています。
また、市場で手に入る最高クラスのパーツをアッセンブルしていることも特徴です。驚異的な空力性能、快適性、コントロールを実現する、ワールドクラスのパッケージングとなっています。
■CANYON「Speedmax CFR Track」製品概要
サイズ:S、M、L
クランク・パワーメーター:SRM Origin Track
チェーンリング:Kappstein Pro Line Elite 58T
リアコグ:Kappstein 15T
コクピット:Canyon CP0040 Pro Extension
ホイール:Canyon CFR Track Disc
タイヤ:Continental Grand Prix 5000 TT TR 25mm
チューブ:Schwalbe Aerothan TPU
価格:252万9000円 ※消費税、送料、関税等除く
Writer: 山本健一
サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。








