ヤマハが「東京オートサロン2024」に初出展! ヤマハ伝統のスピードブロックパターンを配したコンセプトモデル「Concept 682」に込められたヒミツを調査!!

「Concept682」にあしらわれたヤマハ伝統のスピードブロックって?

 バイクのニュースが注目するコンセプトモデルは、ヤマハ伝統のスピードブロックパターンをあしらったホースライド型4輪駆動電動モビリティ「Concept682」です。

ヤマハ伝統のスピードブロックパターンをあしらったホースライド型4輪駆動電動モビリティ「Concept682」
ヤマハ伝統のスピードブロックパターンをあしらったホースライド型4輪駆動電動モビリティ「Concept682」

 気になるポイントはそのカラーリング! 黄色地に黒のブロックパターンが施されたカラーで、もともとはヤマハのアメリカ法人が、現地でレース活動する際のイメージカラーとして1970年頃から使い始めた「スピードブロック」と呼ばれるグラフィックです。ほかに「USインターカラー」や「ストロボカラー」などとも呼ばれています。

 ’70年代から’80年代にかけて、アメリカの国民的レースANAのデイトナ200マイルレースでヤマハが大活躍し、全米のモータースポーツファンにこのカラーリングが知られるようになっていきました。

1982年型YZR500のエンジンを排気量アップして1983年に登場した「YZR700」とキング・ケニー
1982年型YZR500のエンジンを排気量アップして1983年に登場した「YZR700」とキング・ケニー

 さらに世界的に知らしめたのが、「キング・ケニー」の愛称で親しまれる元世界GPチャンピオン、ケニー・ロバーツです。1978年にこのカラーリングのYZR500で世界GP3で初優勝。その後、3連覇を成し遂げ、世界のモーターファンに鮮烈な印象を残したのです。

 ’70〜’80年代のバイクブームに青春を過ごし、レースシーンに心ときめかせていた昭和世代には憧れのカラー。まさにレガシーといえるカラーリングが落とし込まれているのです。

人に寄り添う「楽しさ」を求めることも新しい未来のカタチ

 ヤマハの伝統カラーをあしらった「Concept682」は、乗る楽しさや所有する喜びを叶えつつ、自分好みにアレンジしたりカスタムできる自由さがテーマ。バイクのようにまたがって操作するホースライド型の4輪駆動電動モビリティです。

アウトドア関連企業のビブラント株式会社代表の石角直樹さん(右)と一緒に企画のコンセプトメイクを手がけた株式会社カイロギの馬渕忠則さん(左)
アウトドア関連企業のビブラント株式会社代表の石角直樹さん(右)と一緒に企画のコンセプトメイクを手がけた株式会社カイロギの馬渕忠則さん(左)

 アウトドア関連企業のビブラント株式会社との共創によって誕生したコンセプトモデルで、代表の石角直樹さんと一緒に企画のコンセプトメイクを手がけたのが株式会社カイロギの馬渕忠則さんです。

「私たちのような乗り物に対してパッションの強い世代はもちろんですが、同時にZ世代の子供たちにも音楽やファッションにちょっと懐かしい『昭和』の匂いを求めているんです。だから、ちゃんとヘリテイジを取り戻そうと。私を含め、メンバーにコアなヤマハファンがいたので、『ロバーツ先生の色にしよう!』ということになりました(笑)」

知っている人ならひと目見てヤマハらしいカラーリング、そして、ネットを通じてZ世代に新たに評価されている昭和のテイストを反映した
知っている人ならひと目見てヤマハらしいカラーリング、そして、ネットを通じてZ世代に新たに評価されている昭和のテイストを反映した

 知っている人ならひと目見てヤマハらしいカラーリング、そして、ネットを通じてZ世代に新たに評価されている昭和のテイストを反映したと語る馬渕さん。伝統を受け継ぎながらも、未来を担う世代もワクワクするような、楽しさと希望を与える趣味嗜好性を追求しているそうです。

「四輪ということだったのですが、バイクのようにまたがって乗れるホールライド型にしました。自分好みにカスタムする楽しさも欲しくて、ブレーキまわりはブレンボ製。メーターは60年代後半のフェラーリ・ディーノに入っていたヴェリアボレッティ製の実物を使っています(笑)」

 より前衛的で難解になりがちなコンセプトモデルですが、「Concept682」は人々の暮らしに寄り添うような、わかりやすい「楽しさ」を追求しているんだとか。

「大概コンセプトモデルというと、非常にコンセプチュアル(抽象的)になってしまうことが多いのですが、今回は『もう(実際に)あるでしょ?』、『いつ売るの?』と思ってもらうことが狙いでした。今は60代、70代でも若々しくファッショナブルな人はいくらでもいます。マインドが衰えていない人たちが多いんです。何も宇宙服を着ることが未来じゃない。わかりやすい『楽しさ』を求めることも、より新しい未来なのかなって思います」

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