フロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数って何本がデフォルト?
路面のコンディションや渋滞、天気によって、フロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数を3本や2本、1本と使い分けているライダーも少なくないでしょう。では、そもそもフロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数は、何本がデフォルトなのでしょうか。
フロントブレーキ/クラッチレバーの指かけ本数は何本がデフォルトなのか?
フロントブレーキ・クラッチレバーの指かけ本数については、教習所でどちらも4本、と教わった経験のあるライダーも多いのではないでしょうか。
しかし、ライダーは路面のコンディションや渋滞、天気によって指かけ本数を3本がけや2本がけ、1本がけと使い分けていることも少なくありません。そもそもフロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数は、何本がデフォルトなのでしょうか。

結論から言えば、フロントブレーキ・クラッチレバーの指かけ本数に関する法律は定められていないため、正解や不正解はないということになります。
法律で定められているのは、道路交通法第70条の「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」ということのみ。
つまり、バイクの指かけ本数に規定はないため、1本でも3本で指かけしていたとしても何かしらの違反行為として罰則が科せられたり、検挙されたりといったことはないというわけです。一方、教習所では4本がけでフロントブレーキやクラッチレバーを操作しないと採点基準に引っかかってしまうことも少なくないようです。
では、指かけ本数を変えることによって、何かメリットやデメリットが生じるのでしょうか。
まず4本がけのメリットは、アクセルを開けたままブレーキをかけるミスを防ぎやすいということ。4本がけは親指を除いた4本の指をブレーキに置く人が多いようですが、アクセルを閉じてからフロントブレーキをかけられない人や握力が弱い人は、4本がけで握るとよいでしょう。
一方、デメリットとしてブレーキやクラッチがかかりすぎてしまうことが挙げられます。
フロントブレーキとクラッチレバーを強く握ると前輪がロックしてしまい、転倒の恐れがあるので、無意識に力が入ってしまう人は要注意。また、4本がけの場合グリップには親指しかない、つまりハンドルやアクセル操作がしづらくなってしまいます。そのため、カーブの多い道や雨でスリップしやすい道では、4本がけを使わない人も少なくないようです。

そして3本がけのメリットとしては、4本がけに比べて入力加減を調節しやすく、1本がけや2本がけに比べてに強い力が入れられることが挙げられます。
そのため、2本がけと3本がけを状況によって使い分けているライダーも少なくないと言います。また3本がけは、1本がけや2本がけより手首や指の負荷が少ないことから、スロットルを操作しない場面で使用する場合もあります。
ただ3本がけのデメリットとして、スロットルが操作しづらいことが挙げられます。親指と人差し指では力が入りにくいため、3本がけでブレーキ、2本がけでスロットル操作のような使い方をするとよいかもしれません。
そして2本がけのメリットは、ほどよくブレーキやクラッチに力を入れられるため、レバー入力がしやすいこと。2本がけは人差し指と中指をブレーキに置いて握る人が多いようです。
ただ、2本がけは握力が弱い人や指の短い人には、ブレーキやクラッチに力が伝わりにくくなってしまうことも少なくない、というデメリットもあります。自分が運転しやすいスタイルを十分に理解し、安全な走行を心がけましょう。

そして最後に、1本がけのメリットはバイクのコントロールがしやすいことです。人差し指だけブレーキやグリップに置く人も多く、バイクのグリップをメインに握るため操作がしやすいという特徴があります。
ただ人差し指が離れてしまうと、ブレーキやクラッチができない危険性も。このような場合は、すぐに2本がけや3本がけに対応する必要があるため、テクニックが求められるようです。
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このようにフロントブレーキとクラッチレバーの指かけ本数には、正解も不正解もありません。初心者は4本がけでバイクを運転して、慣れたら3本がけに挑戦してみるとよいでしょう。ただ人によって合うスタイルが異なる上に、指かけ本数を変えたばかりでは危険も伴うため、注意してバイクの運転をおこないたいものです。









