年々増加するEVの「電欠」の救世主となるか!? 給電できるバイクの仕組みと課題とは?
課題はユニットの小型化
―――バイクの排気量は250cc程度が望ましいのでしょうか?
とりあえずは社内にあったバイクでやっているので250ccを使用していますが、欲をいえばもう少し大きい排気量であれば発電量は稼げるかなとは思います。

―――エンジンの特性、例えばロングストローク、ショートストロークなどで発電の効率も変わってくるのでしょうか。
正直そこまでは見えていませんが、ある程度トルクは欲しいかなと。そういう意味でももう少し排気量の大きいバイクでやったほうがいいでしょうし、そもそもバランスがあまり良くないので、ユニットの小型化も進めないといけないですね。
―――車両重量はどれくらい増加しているのでしょうか。
もともとは180kgですが、一式でプラス60kgとなっています。240kgあるに加えて少しバランスが偏っている場所があるので、かなり特殊な乗り味と聞いています。まだ登録していないので、行動では走行していませんが、工場内では走行しております。

―――悪路走破性の高いオフロード車などへの転用、災害時などの電気不足解消なども想定されているのでしょうか。
オフロード車でやってほしいというご意見はよく耳にしますね。災害時でも強いですし。
現状、ベースのバイクがオンロードですのでオフロード車ほどの悪路走破性はないかもしれませんが、レジャー時などでもこういったものが使えるのではないかと考えています。
―――バイク以外の転用も想定されているのでしょうか。
バイクに限らず色々なもので考えていきたいとは思っていますが、機動性を考えるとオートバイというところに行き着いてしまいますかね。あとはバイクの場合ですと雪道どおするの、などいろいろと課題もあります。

―――今後の展開について教えて下さい。
家電を動かす目的としてより小さいバイクに搭載するなど、今後も様々な展開・転用を考えていきたいです。
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東京都においては、脱炭素に向けた「ゼロエミッション東京」の取り組みのなかで、2035年までに都内で新車発売される2輪車すべてを「非ガソリン化」するという内容も掲げられていますが、TPRが開発する給電システム搭載車が来たるべき時代の救世主になる日もそう遠くないのかもしれません。









