これぞ耐久レース! 転倒にエンジンストップとトラブルだらけの鈴鹿8耐で得たのは「諦めない気持ち」 レーシングライダー石塚健のレースレポート
国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、三重県にある鈴鹿サーキットで行われたFIM世界耐久ロードレース選手権 第3戦 鈴鹿8耐に参戦。そのレポート後編です。
スタート後の第1スティントでまさかの転倒
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。
今回は2024年7月19日から21日に三重県にある鈴鹿サーキットで開催された、”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会。その参戦レポートの後編!決勝レースの模様をお伝えしていきます。
日曜日の午前11時半、いよいよ8耐の決勝レースがスタートしました。スタートはライダーイエローの村瀬健琉選手が務める事になり、ミスのないスタートを切り、順調に周回を重ねます。
その後チームはクラストップを走行していましたが、スティントの半分を過ぎた辺りで目を疑う光景がモニターに映し出されます。

「あれどこのチーム!?」砂埃と共に激しく回転するマシンが見えました。「ん?青い?え!!うちだー!」まさかの村瀬選手が転倒。
原因はライダーが水を飲むために背負っているキャメルバックのホーストラブルで脱水症状になり、コースアウトからの転倒というもので、あってはならないトラブルが序盤に起きてしまいました。
バイクは、ほぼ全損。それでも村瀬選手はなんとかピットまでマシンを運んでくれ、1時間ほど時間がかかりましたが、無事に修復が完了。自分にライダー交代し、コースに復帰します。
目指していたクラス優勝や表彰台はこの時点で相当難しい状況となってしまいましたが諦めず、とにかく毎周自分のできる限りの力で走行を続けました。
そしてライバルチームが2分12秒から15秒台でラップする中、意地の11秒台ラップを続けます。暑さもあり、かなり苦しい中での走行でした。









