不動車復活で最初に交換すべきはタイヤ!? 作業の際の注意点とは? 同い年のバイク=スーパーカブと生きるバイクライフVol.7

新品チューブを組み込む際のポイントとは?

 購入車両に「当時モノ」と呼ばれる部品が装着されているのは大変嬉しいものです。しかし、タイヤに関しては、走行安全性に大きな影響を与える部品でもあるので、新しいタイヤが良いに決まっています。

世界一売れていると思われるサイズの、タイヤ、チューブ、リムバンド(通称ふんどし)。古いバイクを愛するが故、当時モノのタイヤにこだわるファンもいるようですが、展示するのではなく、乗って走るバイクなら、必ず新しいタイヤに交換しましょう
世界一売れていると思われるサイズの、タイヤ、チューブ、リムバンド(通称ふんどし)。古いバイクを愛するが故、当時モノのタイヤにこだわるファンもいるようですが、展示するのではなく、乗って走るバイクなら、必ず新しいタイヤに交換しましょう

 どんな旧車でも、当時のパターンを持つタイヤは廃盤になっていることがほとんどです。同じパターンの新品部品を入手ではないのは、悩みどころです。それでも実用車用のタイヤパターンは、スポーツモデルと違って大きく変化していない場合もあるので、まだまだ許容できるケースが多いような気もします。

 スーパーカブを始め、メーカーを問わず原付クラスの実用モデル用タイヤサイズは、ほぼ同じです。前輪は2.25~2.50‐17、後輪は2.50~2.75‐17になります。今回交換したタイヤは前輪が2.25‐17、後輪は2.50‐17でした。タイヤチューブも新品に交換し、切れかけていたリムバンドも新品部品へ交換しました。

 タイヤ交換する際に、タイヤのことばかりが気になってしまい、タイヤチューブ、ましてやリムバンドにまで気を配らないことが多々ありますが、これは要注意です。タイヤ交換と同時にチューブ交換、リムバンド交換も視野に入れておきたいものです。

新品チューブを組み込む際には、あらかじめ少しだけエアーを入れて、チューブを一度膨らませましょう。こうすることで、折りたたまれたクセを取ることができ、組み込み時のレバー噛み込みの防止にも役立ちます。シリコンスプレーでチューブ磨きするのも効果的です
新品チューブを組み込む際には、あらかじめ少しだけエアーを入れて、チューブを一度膨らませましょう。こうすることで、折りたたまれたクセを取ることができ、組み込み時のレバー噛み込みの防止にも役立ちます。シリコンスプレーでチューブ磨きするのも効果的です

 新品チューブを組み込む際には、タイヤレバーでチューブを挟んで、新品チューブなのにパンクさせてしまうことが良くあります。そうならないためのコツとして、新品チューブは組み込み前にエアーを入れて、リング状にします。

ホイールにタイヤをセットしたら、チューブをタイヤ内に収めます。この際に、再度少しだけエアーを入れて、チューブのネジれやバルブ部裏側がビードに噛み込んでいないかなど、指先を差し入れて目視確認します。この作業が大切です
ホイールにタイヤをセットしたら、チューブをタイヤ内に収めます。この際に、再度少しだけエアーを入れて、チューブのネジれやバルブ部裏側がビードに噛み込んでいないかなど、指先を差し入れて目視確認します。この作業が大切です

 パンパンになるまでエアーを入れる必要は無く、チューブが丸断面になる程度で大丈夫です。この状態で、シリコンスプレーを吹き付けたウエスでチューブをしっかり磨いて、表面をツルツルに滑るようにしてから組み込むのが良いです。

チューブにダメージを与えずにタイヤを組み込めたら、念のために再びビードワックスを塗布してエアー注入しましょう。裏表のビードが出たら(ビードエッジの確認線が同じように見えるのを確認します)エアー圧を調整しましょう。エアーバルブから漏れが無いかも要確認です
チューブにダメージを与えずにタイヤを組み込めたら、念のために再びビードワックスを塗布してエアー注入しましょう。裏表のビードが出たら(ビードエッジの確認線が同じように見えるのを確認します)エアー圧を調整しましょう。エアーバルブから漏れが無いかも要確認です

 また、タイヤの中にチューブを収めてリムのバルブ穴にチューブ金具を差し込んだら、再度、チューブに少しだけエアーを入れて、タイヤ内でチューブがねじれていないことを確認してから組み込むことで、失敗しにくくなります。

【画像】ホンダ「スーパーカブC100」タイヤ交換の工程を画像で見る(14枚)

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Writer: たぐちかつみ

フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。

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