どんなメリットがあるの? バイクに乗る際にわざわざ専用のライディングシューズを履くべき理由

バイクに乗る時の装備として、ライディングシューズの着用が推奨されています。一般的なスニーカーやブーツとは、どのような点が異なるのでしょうか。

ライディング用シューズは、安全性能を重視した設計になっている

 バイクに乗る際にスニーカーやサンダルなどを履いて運転するライダー時折、見かけることがあります。

 しかし、バイクに乗る際の服装としては、バイク運転用に設計されたライディングシューズの着用が推奨されています。

 いったいなぜ、ライディングシューズを着用した方が良いのでしょうか。

ライディングシューズは安全性能を高めるために、転倒時の衝撃からくるぶしや足の甲を守るためのプロテクターが内蔵されているものがほとんど
ライディングシューズは安全性能を高めるために、転倒時の衝撃からくるぶしや足の甲を守るためのプロテクターが内蔵されているものがほとんど

 一般的に、街中で履くスニーカーやブーツは、デザイン性や軽さ、履き心地など、ファッションとしての要素が重視される傾向にあります。

 一方、ライディングシューズは安全性能を高めるために、転倒時の衝撃からくるぶしや足の甲を守るためのプロテクターが内蔵されているものがほとんどです。

 バイク事故では足が地面に巻き込まれたり、車体に挟まれるといった状況が起こりやすく、大きな怪我につながる危険性が多々あります。

 さらに、スニーカーなどでバイクを運転すると、足元の保護性能が不十分なため、転倒時にくるぶしや足の甲を強く打撲したり、擦りむいたりするおそれもあるでしょう。

 そうしたリスクを防ぐために、専用設計のライディングシューズが有効とされているという訳です。

 そんなライディングシューズは、足首までしっかりとホールドする構造によって、事故の際にも靴が脱げにくいよう配慮されています。

 さらに、防水性や通気性に優れた素材が使われていたり、ソールのグリップ力やシフトペダルの操作性といった、バイクならではの動作を想定した設計が随所に施されています。

 つまり、ライディングシューズは単なる靴ではなく、バイクを安全運転するための重要な装備のひとつと言えるのです。

東京都や神奈川県など一部の地域では、サンダルや下駄、スリッパなどが「運転に適さない履き物」と規定されている
東京都や神奈川県など一部の地域では、サンダルや下駄、スリッパなどが「運転に適さない履き物」と規定されている

 なお、東京都や神奈川県など一部の地域では、サンダルや下駄、スリッパなどが「運転に適さない履き物」と規定されています。

 もし上記の履き物でバイクを運転した場合、道路交通法第70条「安全運転の義務」違反として取り締まりの対象になることも。

 そして、取り締まりを受けた場合、普通車と同様に違反点数1点に加えて、二輪車は反則金6000円、原付の場合は5000円が科されることになります。

 とくに、かかとのない履き物はペダル操作が不安定になりやすく、ブレーキの遅れや足を取られるリスクが高まります。

 交通事故は一瞬で起こってしまうので、普段の意識が安全性を左右する場面も少なくありません。

 たとえ短距離の移動でも、信頼性の高いライディングシューズを履くことは、バイクに乗るうえでの基本的な心構えといえるでしょう。

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