電アシ(e-BIKE)のバッテリーが火災の原因に!? 危険を回避するための取り扱いとは

電動アシスト自転車(e-BIKE)の普及に伴い、バッテリーが原因となる火災も増えています。日常の充電や保管方法、寿命など、重大事故を起こさないために気を付けるべきことを確認します。

突然の発火、スマホやハンディファンだけじゃない!?

 自転車産業振興協会によると、消費者庁が公表した自転車による重大製品事故情報のうち、電動アシスト自転車(e-BIKE)のバッテリー充電中などの火災事案は2024年で26件と、前年度よりも9件増加したとのことです。

突然発火する恐れがあるのはスマホやハンディファンだけじゃない。e-BIKEのバッテリーの取り扱いには注意が必要
突然発火する恐れがあるのはスマホやハンディファンだけじゃない。e-BIKEのバッテリーの取り扱いには注意が必要

 事故の詳細を見ると、充電中にバッテリー本体とともにその周辺を焼損する火災が発生したケースがほとんどで、原因を調査中としているものや、すでにリコールが行われているものもあるようです。

 なぜ、そのような重大事故につながってしまったのでしょうか?

 現在、一般的に市販されているe-BIKEは「リチウムイオン電池」と呼ばれるバッテリーが使われています。リチウムイオン電池は繰り返し充電・放電できる電池のことで、主に小型で大量の電力を必要とする製品に使われています。

 e-BIKE以外では、モバイルバッテリーやスマートフォン、コードレス掃除機、加熱式たばこ、携帯扇風機(ハンディファン)など、私たちの身の周りにある製品に使われている、ごく一般的なものです。

 リチウムイオン電池は、電解液として可燃性の有機溶剤を使用しているため、衝撃等により内部の正極板と負極板が短絡し、急激に加熱後、揮発した有機溶剤に着火して出火することがあるそうです。

 製品そのものの不具合による出火もありますが、東京消防庁では使い方の誤りによる出火も発生していると報告しており、注意喚起がされています。

 e-BIKEのバッテリーによる火災で最も多いのは充電中です。まずは取扱い説明書をよく読み正しい方法で充電しましょう。充電器は必ず純正品を使い、コンセントや配線器具の定格を超える使い方をしないことが重要です。たこ足配線も火災の原因になります。

 また、充電中にガソリンなどの引火物を近くに置いたり、充電器にカバーや物を置くことも避けましょう。熱がこもりやすい場所では内部が発熱し、火災につながりやすくなるそうです。万が一充電中に異音や異臭を感じたらすぐに使用を中止し、購入店や自転車メーカーに問い合わせましょう。

 強い衝撃や直射日光による高温も、バッテリーが発火してしまう原因となっています。とくに猛暑の季節、直射日光は避け、あまりにも気温が高い日は車体からバッテリーを取り外し、涼しい場所に保管するという対策も有効です。

 また、確認しておきたいのがメーカーによるリコール情報です。気付かずに使い続けた結果、発火に至ったというケースもあるようです。

 さらに、バッテリーには寿命があることを認識しておきましょう。使い方にもよりますが、バッテリーの平均寿命は3~4年ほどです。各メーカーとも概ねこの程度の期間で交換を勧めているようです。古くなったバッテリーをそのまま放置しておくことも大変危険なので、適切な方法で処分しましょう。

 注意事項を正しく守って適正な使い方をしていれば、火災の原因となるリスクは低くなります。日頃から便利に使っているe-BIKEが重大事故につながることがないよう、十分な注意が必要です。

【画像】充電中に出火することが!? 火災の原因にもなるバッテリーを見る(6枚)

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