8位ゴールは好結果 15番手から追い上げた小椋藍選手 反省もあるけど前向きなレースだったMotoGP第5戦スペインGP
MotoGP第5戦スペインGPが、2025年4月25日から27日にかけて、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行なわれました。MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダーにしてルーキーの小椋藍選手(トラックハウス・MotoGP・チーム)は、スプリントレースを12位、決勝レースを8位で終えました。
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2025年シーズンのMotoGPは第5戦スペインGPを迎え、ここからヨーロッパで開催されるレースが続きます。現役でフル参戦する唯一の日本人ライダー、小椋藍選手(トラックハウス・MotoGP・チーム)にとっては、開催地であるヘレスは得意とするサーキットです。しかし同時に、ヨーロッパラウンドに入ったことで、MotoGPクラスに参戦する多くのヨーロッパライダーにとっては、走りなれたサーキットが続くということでもあるのです。

小椋選手は、金曜日午後のプラクティスで転倒を喫しました。これによって、土曜日のQ2ダイレクト進出を逃します(※プラクティスの上位10名がQ2ダイレクト進出となる)。
この日、小椋選手はハードブレーキングをするコーナーで苦戦し、リズムをつかむことができていませんでした。Q2ダイレクト進出を逃した理由には、転倒だけではなく、そうした状況も影響していたということです。
Q1から挑んだ予選では5番手で、Q2進出ならず、15番手からスプリントレースと決勝レースをスタートすることになりました。土曜日午後のスプリントレースを、小椋選手は12位でゴールしています。
「そこまで良いレースではなかったですけど、12周しっかり走り切れました。また、終盤には前のライダーのかなり近くで走れたので、明日に向けていろいろ見ることができたレースだったと思います」
小椋選手はMotoGP.comのインタビューで、そうスプリントレースについて振り返っています。

迎えた日曜日の決勝レースでは、大きく順位を上げて8位でゴールを果たしました。これはアプリリアとしても、ルーキーとしても最上位の結果でした。
小椋選手はこうした結果にも「スタートは良かったのですが、序盤の2~3周で少しポジションを落としてしまいました。そのあと前のライダーをパスするときに1周よけいに時間がかかってしまうなどもして、レースの展開次第ではもう少し良いポジションでゴールできたかなというところはあります」と、反省を口にしています。
同時に「ただ、昨日から今日にかけて変えたことはポジティブだったと思います」とも語っており、前向きなレースでもあったようでした。
もちろん、開幕戦のスプリントレース4位、決勝レース5位のようなセンセーショナルな結果ではなかったとはいえ、並み居る経験豊富なMotoGPライダーの中で、ルーキーながら15番手からしっかりポジションを上げて8位でゴールという結果は、今後への期待を抱かせるには十分なものでした。
第6戦フランスGPは、5月9日から11日にかけて、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで行なわれます。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。




