美味しいアジフライを求めて走る旅 リニューアルした小田原の名店『こじまわらべ』で絶品海鮮三昧!!

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。小田原漁港から少し離れた「JR早川駅」近く、リニューアルOPENした「港の食堂 こじまわらべ」を訪れました。

贅沢漬け丼に金目鯛の煮付けまで!

 美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が訪れたのは神奈川県の小田原漁港です。この辺りは美味しいアジフライを提供する名店が多くて筆者も注目しているエリアです。特に集中しているのは小田原魚市場の周辺ですが、今回の店は少し離れた「JR早川駅」の近くにあります。

「こじまわらべ」の「特製たまり醤油の贅沢漬け丼+アジフライセット」
「こじまわらべ」の「特製たまり醤油の贅沢漬け丼+アジフライセット」

 実は以前も訪れたことがあり、50年以上の歴史があるかつての「さかなの食堂 こじま」です。筆者にとっては若い頃から何度も訪れた思い出の店です。

 2021年に閉店したのですが、同じ小田原漁港エリアにある「わらべ菜魚洞(さいぎょどう)」の2号店「港の食堂 こじまわらべ」として2022年に再オープンしました。そのニュースは聞いていたのですが、なかなか来る機会を作れず、3年越しでようやく訪ねることができました。

「こじまわらべ」に到着すると、建物そのものは「こじま」時代と一緒ですが、かなり改装されています。そして入店してビックリ! おしゃれなカフェのような内装に変わっているではないですか!

 テーブル席に座ってメニューを見ると「こじま」伝統の「金目鯛の煮付け」はそのまま提供しているそうです。そしてアジフライは「わらべ菜魚洞」と同じ作り方ということです。「わらべ菜魚洞」には訪れたことがありませんが、アジフライがとても美味しいと評判です。

 注文は「金目鯛アジフライ定食」に決まったようなものですが、メニューを見ていくとどの料理も美味しそうで目移りする筆者です。お刺身や「なめろう風 漁師丼」にグラグラ揺れていると、「特製たまり醤油の贅沢漬け丼」が目に飛び込んできました。これにアジフライか金目鯛の煮付を合わせることもできるのです。

 これしかない! と、「特製たまり醤油の贅沢漬け丼+アジフライセット」、さらに「金目鯛の煮付け(小)」までお願いしてしまいました。予算はかなりオーバーですが、食べないで後悔するより食べて後悔する方が良いのだ! などと心の中で叫びながらオーダーします。

 店内は明るくおしゃれな雰囲気に変わりましたが、以前の店の面影も残っていて何度も訪れていた筆者にとっては嬉しいリニューアルです。そんなことを思いながら数分待つと料理が出来上がってきました。

50年の歴史がある「さかなの食堂 こじま」が、2022年に「港の食堂 こじまわらべ」としてリニューアル
50年の歴史がある「さかなの食堂 こじま」が、2022年に「港の食堂 こじまわらべ」としてリニューアル

「特製たまり醤油の贅沢漬け丼」に半身のアジフライが2枚、小鉢と味噌汁のセットです。ちなみに「アジフライ定食」ではアジフライが3枚ですが、セットの場合は2枚になるようです。

 漬け丼には数種類のお刺身の漬に卵焼きや野菜、うずらの卵が芸術的に盛られて綺麗なうえに美味しそうです。そしてアジフライも綺麗な揚げ色で、間違いなく美味しいでしょう。

 筆者がアジフライと同じくらい好きな「金目鯛の煮付け」ですが、ベースにあるのは若い頃に食べた「こじま」の味です。全く同じ見た目と香りがたまりません。

 まずはアジフライからいただきます。粗目のパン粉で揚げ色は綺麗な狐色、一般的な大きさです。食べてみると厚すぎず薄すぎずの衣は最高にサクサク、身はふっくらで美味しいです。

 これは3枚でもいけちゃうなぁと思いながら漬け丼をいただきます。見た目が綺麗で箸を付けるのに躊躇するほどです。たまり醤油で漬にしてあるのですが、味は濃すぎず上品な味付けです。これもまた絶品!

 そして筆者的にはアジフライを差し置いて今回の主役とも言える「金目鯛の煮付け」です。甘めの煮汁に懐かしさが感じられます。すでに後悔などは吹き飛んで、心の中で「美味しい~っ!!」と叫びながら箸を進めます。

 これはゆっくり味わって食べねば、と思っても箸が止まりません。どれも大満足の「特製たまり醤油の贅沢漬け丼+アジフライセット」と「金目鯛の煮付け(小)」でした。

 これはまた来ちゃうだろうなぁ……「わらべ菜魚洞」にも行ってみたいなぁ……などと考えながら、「こじまわらべ」を後にしました。

■港の食堂 こじまわらべ
所在地:神奈川県小田原市早川1-13-18
営業時間:11時~15時、17時~20時(木曜定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

【画像】絶品!! 小田原漁港で磨き上げてきた伝統の味「こじまわらべ」の海鮮三昧を見る(20枚)

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Writer: 増井貴光

旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110

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