注射器の原理と同じ?? 「吸い込む力」が支えるバイクの心臓部!! 知っておきたい「負圧」の仕組みと働き

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「負圧」についてです。

負(マイナス)の圧力=吸い込む力

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「負圧」についてです。

負圧によって発生する「吸い込む力」を利用するキャブレター車
負圧によって発生する「吸い込む力」を利用するキャブレター車

 風が高気圧から低気圧へ向かって吹くように、圧力は高いところから低いところへ移動しようとする性質があります。身近なイメージとして、注射器のピストンを引くことで液体を「吸い込む」原理も負圧を利用したものとなっていますが、じつはエンジンやキャブレターなど、バイクのパーツにはその性質を利用して動いているものが多数あるのです。

 たとえばエンジンの燃焼室。例としてキャブレターを採用した4ストロークエンジンの場合には、混合気が爆発するとピストンが下がります。すると燃焼室内の気圧が下がり、吸気バルブが開くことで混合気がキャブレターから燃焼室内に吸い込まれます。つまり燃焼室やキャブレターは、この負圧によって発生する「吸い込む力」を利用しているのです。

 また、燃料タンクとキャブレターの間に配置されている負圧式の燃料コックも同様に、キャブレター内で起こる圧力の変化を利用しており、エンジンがかかったときだけ負圧コックが開き、停止しているときに閉まる仕組みとなっています。

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