手を入れた瞬間「ウォー、気持ちいい」と叫んだグローブ!? オーダーメイドも可能、エンスージアストが香川で作る「尾原手袋屋島工房」の魅力
レースや飛行機、グルメなど多方面に造詣の深いライターの後藤武さんが、長年愛用する尾原手袋屋島工房のグローブについて解説します。
手を入れた瞬間、思わず声が出る気持ちよさ
ライダーにとってグローブはとても重要なアイテム。転倒や飛んできた小石などから手を守ってくれたり、寒さを防いでくるのはもちろんですが、ハンドル、ブレーキ、スロットル、クラッチなど、バイクを操るうえで重要な操作はすべてグローブを介して行われます。
だからフィット感や操作感はとても重要。更にはファッションを考えたときも大事。グローブって小さいけど意外に目立つものです。

ライターのゴトー、グローブには人一倍神経を使ってきました。ただデザインや色、操作性などを総合的に見ると中々気に入ったものが見つからず、結局は一つのものをボロボロになるまで使い続けていたのです。
そんな時に出会ったのが尾原手袋屋島工房。代表の尾原さん、実は雑誌クラブマン時代の同僚。編集の仕事を辞めてから実家のある香川に戻り、現在の工房を立ち上げました。
良くある牛革だけでなくエゾシカやサメ革などの材料も積極的に取り入れるなどチャレンジングなこともしているのですが、何よりもグローブのデザインが素晴らしかった。シックで上品だし色使いも落ち着いている。
さすがエンスージアスティクモーターサイクルマガジン、クラブマンで働いていただけあってグローブもエンスー好み。しかも尾原手袋のグローブは外縫い(縫い目が外側)。一般的な内縫いのグローブが嫌いなゴトーが尾原手袋しかないと思ったのも当然のことでした。
さっそく尾原手袋で鹿革のグローブを使わせていただいたんですけど手を入れた瞬間、あまりの柔らかな感触にビックリ。「ウォー、気持ちいい」と叫んだものだから、一緒に仕事をしていた若者が「グローブで気持ちいいってなんだよ」と笑いながら手を入れたんです。そしたら「ホントだ、メッチャ気持ちいい。」と大騒ぎ。嘘だと思う人もいるかもしれないけど、ホントにグローブの気持ちよさで盛り上がりました。
あまりに気に入って使い続けたものだからグルーブの掌に穴が空くまで使ってしまいました。これが使い続けたエルク(鹿革)のグローブ。

ちなみにグローブは消耗品(だと思います)。ゴワゴワでも良ければ耐久性は上がるんでしょうが、使い心地が良いものはある程度使ったら交換。タイヤと同じです。そこで新しいものをお願いすることにしたんですが、今回はさらにランクアップしてオーダーグローブにしました。尾原手袋ではサイズ、カラー、糸の色などすべてオーダーで製作することができるんです。

出来上がってきたのがブラックとブラウン、2つのグローブ。ブラックは糸とステッチが赤。ブラウンのグローブはベルトと掌の当て革がブラック。目立ちすぎない感じが良いじゃないですか。
ゴトーはカラフルなバイク用のテキスタイルウエアって好きじゃないので、バイクに乗るときもカジュアルなウエアやレザージャケットを着用することが多いんです。このグローブならコーディネートも完璧。ハンドルを握ったときのフィット感も相変わらず素晴らしいものでした。
この記事を呼んでゴトーの気持ちが理解できるぞ、という方、いたら是非尾原手袋のオーダーグローブを試してみていただきたい。たぶんバイクに乗るのが楽しくなるんじゃないかと思います。
ただ一つ難点があるとしたら、使うのが勿体なくなってしまうことかなあ。消耗品だからガシガシ使って傷んだら新しいのを作れば良いんですけど。
尾原手袋 屋島工房
住所 〒761-0112 香川県高松市屋島中町389-5
電話 087-843-2704
営業時間 11:00~18:00
営業日 土、日、月曜
Writer: 後藤武
クラブマン誌や航空雑誌の編集長を経て現在はバイク、食、飛行機などのライターと
して活動中。飛行機とヘリの免許を所持しエアレースのTV解説も担当していたことも。2スト、旧車、V8のアメ車など多数所有。







