「長く付き合えそうな落ち着き」と「静かに主張するパワー」を両立!! トライアンフ「スピードツイン900」の魅力に迫る 〜高梨はづきのきおくきろく。〜
毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。今回は試乗したトライアンフ「スピードツイン900」についてお送りしていきます。
長く付き合えそうな落ち着きある一台
みなさんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!
本日の「きおくきろく。」は、イギリスの誇りとも言えるオートバイブランド、トライアンフから「SPEED TWIN 900(スピードツイン900)」をお届けしていくよ!

スピードツインは、かつての名機 “Bonneville 系列” の血筋を受け継ぐ存在。街で見かけると、思わず立ち止まって見つめたくなるようなクラシックな姿なんだけど、ただ“昔っぽい”っていうのとはちょっと違う。
その中にしっかり息づいているのが、伝統的なバーチカルツインエンジン。並列2気筒、でも、ただの“パラレルツイン”じゃない。その心臓は、まるで時間の中でゆっくり呼吸しているような、しっとりとした鼓動を伝えてくれるんだ。その音がどこか懐かしくて、でも今の風と自然に馴染んでる。この「時代の重なり」が、スピードツインの魅力だと思う。
今回わたしが試乗したのは「アルミニウムシルバー/カーニバルレッド/ジェットブラック」。クラシックなのに上品で、ちょっと無機質っぽいシルバーが、逆に温もりを引き立ててくれる。
カラー展開は他に、「ピュアホワイト/マウイブルー/タンジェリンオレンジ」、「ファントムブラック/オーラムゴールド」の計3色。どれも主張しすぎないけれど、それぞれの存在感があって、乗る人の雰囲気にそっと寄り添ってくれるようなラインナップだなって思った。
個人的には、「ピュアホワイト/マウイブルー/タンジェリンオレンジ」のあの配色も本当にかわいい!! 落ち着いた白をベースに、爽やかな青と遊び心のあるオレンジが大胆に斜めに走っていて、どこかレトロポップな雰囲気。乗る人の個性を引き出してくれるカラーだと思う。
シート高は780mmで、またがってみると、わたしの身長(158cm)で両足のつま先がちょんと着くくらい。足付きが不安な人はローダウンすれば、男女問わずフィットしやすいポジションになるはず。

車重は216kgあるけど、不思議と重たく感じない。それはきっと、バイクの重心と設計のバランスが良いからかな。ハンドルまでの距離も自然で、肩に余計な力が入らず、ふわっと試乗に入れた。
タンクの前の方をよく見ると、2箇所、内側に向かってさりげなく窪んでいる部分があるんだよね。これはただのデザインじゃなくて、ハンドルをいっぱいに切ったときに、フロントフォークが当たらないようにするための形状。こういう“気付かれない優しさ”、ほんと好き。デザインと実用性が喧嘩せず、ちゃんと手を取り合ってる感じがいいよね◎。
ちなみに、2025年モデルではフロントサスペンションが正立フォークから倒立フォークに、リアサスペンションもリザーバータンク付きにアップデート。さらに、アルミスイングアームを採用するなどシャシー面が進化しているから、旋回性能の安心感が確実に増しているのを感じたよ。
走り出すとすぐわかるのが、足回りのしっかり感。トルクは1速から太くて頼もしいし、信号待ちのあとの発進や、ゆるい坂道でも、ぐっと地面を蹴って前に出てくれる。タンク横に自然に足が収まるポジションのおかげで、ニーグリップもしやすくて、体とバイクの一体感が気持ちいい。カーブも細道も、ひらりと舞うように抜けられて、「あれ、私ってこんなに運転上手だったっけ?」って錯覚しちゃうくらい。

見た目はコンパクト。だけどそこにずしっと詰まった“重み”がある。それは「重たい」というより「芯がある」って感じ。たとえるなら、ガラスのビー玉と、鉄でできた球体。同じサイズでも、持ったときの存在感は全然違うよね。
日本では1200ccよりも900ccのほうが人気だけど、たしかに日本の街中やワインディング、ちょっとしたツーリングには、このくらいのサイズ感がちょうどいい。スピードツイン900は取り回しやすくて、パワーがあるのに構えすぎなくていい。「大きいこと=すごい」って思っていた昔のわたしが、「ちょうどいいサイズで、ちゃんと力があるって、最高かも」って思い直せた1台だった。
ポジションもすごくラクで、乗っているというより“共に在る”という感じ。
そしてライト類は、ついにハロゲンからフルLEDへ。温かみのある灯りがなくなるのは少し寂しいけど、視認性や安全性を考えればLEDは圧倒的に安心。メーターもデジタル化されて、「昔ながらの顔」に、ちゃんと現代のテクノロジーが宿ってる。

乗ってすぐ「これ、わたしに合ってる!」って思えるバイクなんて、実はそんなにないんだよね。でもこのスピードツイン 900は、体にカチッと“はまる”感じがあった。静かに主張するパワーと、長く付き合えそうな落ち着き。クラシックで、でも今を走るバイク、それがこの子の本質だと思う。
ということで、本日の【高梨はづきのきおくきろく。】はここまで。また8の付く日にお会いしましょう〜♪

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!





























