2025年の締めくくり!! EWC最終戦に挑むレーシングライダー大久保光のレースレポート【予選編】
ヨーロッパで活動中のレーシングライダー大久保光選手が、2025年の世界耐久選手権(EWC)最終戦について、予選までの模様をレポートしてくれました。
2025年の締めくくり。EWC最終戦の予選の模様は?
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。10月になり、日本もだいぶ涼しくなってきたように思えます。夏の暑さがなんだか遠い昔のような雰囲気も感じられて、もうすぐそこまで冬が迫っているような感覚です。
私自身も2025年メインで参戦していました世界耐久選手権(EWC)の最終戦も無事に終わり、日本へ帰国。束の間の日本を楽しんでいる最中でもあります。10月中旬から11月下旬までは再びヨーロッパに滞在する予定なので、今のうちに日本の美味しい食べ物や風景を楽しんでおきたいと思います。次に帰国するときはもっと寒くなっていそうですし……。
さておき、今回は世界耐久選手権2025シーズン最終戦、フランス、ボルドールについて書いていきたいと思います。

最終戦が行われたサーキットは、ポール・リ・カールという、フォーミラ1も行われるフランスを代表するサーキットのひとつで、なんと言っても最大の特徴はミストリルと呼ばれる1.8kmにも及ぶ長いストレートです。1000ccのマシンでも6速に入ってから10秒以上の全開時間があり、エンジンにとても負担のかかるサーキットとしても有名です。
最高速度は340km/h以上と、こちらも他のサーキットでは見ることのできないスピードとなっております。私の所属するチームエトワールではプライベートテストは行わず、レースウィークの火曜日に行われたフリー走行から走行開始となりました。

まずは様子見で3周ほど走り、そこからチームメイトとセットアップを進めていく予定で、2台走行が可能なセッションだったこともあり、2台目には初めてこのサーキットを走るチームメイトの走り込み車として役割を分担してテストに臨みました。
しかし、赤旗が多く出てしまい、思うように走行時間が稼ぐことができずになかなかセットアップを進めることができませんでした。そのためセットアップをチームメイトにお願いして、私はそのチームメイトの作ったセットアップに走りでアジャストしていく方針に変わり、午前中はほとんど走ることなく終わることになりました。
午後からチームメイトが納得のいくセットアップになったため私はそのバイクでセミロングランを実施、思った以上に良いアベレージタイムを出すことができとても良いフリー走行となりました。
木曜日は午前がフリー走行、午後から予選となりました。フリー走行ではマシンのチェックをして午後の予選に備えます。
予選は2回あり、1回目は木曜日の午後、2回目は金曜日の午前中というスケジュールとなっていました。
1回目の予選ではタイムを出そうと、クラスの違うEWC勢の後ろについてタイムアタックを試みましたが、計測ラップで転倒、緊急ピットインとなりました。なんとか予選最後の方にもう一度周回し、予選通過タイムをクリアすることができました。
2回目の予選では冷静になり、チームが目標としたタイムをクリアすることに集中して臨みました。昨年の自己ベストを大きく更新するタイムを出すことができ、チームメイトのタイムとのアベレージタイムの結果、予選はクラス3番手で終えることになりました。

次回はいよいよ「決勝編」です! 2025年の締めくくりとなる最終戦をどのように戦ったのか、詳しく書いていければと思います!










