「やりきった」心地よさ ホンダ「スーパーカブ110」東京-鈴鹿の原付ロングツーリングに挑戦【復路編】~小野木里奈の○○○○○日和~

今回の『小野木里奈の○○○○○日和』は、愛車のホンダ「スーパーカブ110」で2025年の鈴鹿8耐へ、初のロングツーリングに挑戦した「復路」の模様をレポートします。

大丈夫、意外といける(笑)!

 皆さん、こんにちは! バイク好き女優の小野木里奈です。

 2025年の鈴鹿8耐に、思い切って愛車のホンダ「スーパーカブ110」で「下道だけ」のロングツーリングに挑戦しました。前回の「往路編」に続いて、今日は「復路編」のレポートです。

2025年の鈴鹿8耐へ、愛車のホンダ「スーパーカブ110」で原付ロングツーリングに挑戦した小野木里奈さん。復路は寄り道しながら下道旅を楽しみました
2025年の鈴鹿8耐へ、愛車のホンダ「スーパーカブ110」で原付ロングツーリングに挑戦した小野木里奈さん。復路は寄り道しながら下道旅を楽しみました

 炎天下の鈴鹿8耐を見届け、四日市のホテルでぐっすり眠った翌朝、私は伊勢へ向かいました。カブでの下道旅は、目的地からの帰り道こそがご褒美! そんな気持ちでスタートです。

 伊勢は新幹線が通っていないこともあり、観光地なのに人の流れがどこか穏やか。夏休み期間中でも「ぎゅうぎゅう」の圧がなく、通り抜ける風の音がちゃんと聞こえるのです。夕方、川面と山肌がオレンジの光に染まる景色は思わず息をのむ美しさで、今回の旅は天気に恵まれたなぁと、しみじみ。

 伊勢神宮には初めてのお参りでした。派手な装飾は無く、静けさの中に背筋が伸びるような凛とした気配がありました。一般の参拝は限られた手前まで、その「距離感」も含め尊さを感じます。

 この日は外宮→内宮の順で参拝。移動はカブだからこその身軽さが生きました。駐車スペースも広く、バイクは無料。しかも内宮は鳥居のすぐ近くに停められて、まるで「ここまでよく走ってきたね」と背中をぽんと押してくれたような、ご褒美スポットでした(笑)。バイクで来て正解!

 参拝後は、内宮の門前町おかげ横丁へ。お土産屋さんが並び、真夏にはおなじみの「赤福氷」がとにかく沁みます。8耐の熱を翌日そのまま抱えた体で食べにくるのもオススメです。

炎天下の鈴鹿8耐を見届けて四日市のホテルでぐっすり眠った翌朝、伊勢神宮へ初めてのお参り
炎天下の鈴鹿8耐を見届けて四日市のホテルでぐっすり眠った翌朝、伊勢神宮へ初めてのお参り

 伊勢で1泊した翌日、私は伊勢湾フェリーで愛知県へ渡るため鳥羽港へ向かいました。所要時間約60分の船旅は、走り続けた体を少し休憩させてくれます。船内は少し年季を感じつつも清潔で居心地よく、窓の外で大小の船が交差していくのをぼんやり眺めていたら、あっという間に伊良湖港(愛知)に到着です。

 運賃は、私の「スーパーカブ110」の場合は旅客1980円+特殊手荷物1900円=3880円でした(※2025年10月1日から運賃改定。最新情報を確認ください)。

 そこからは再び陸の旅。下道を約3時間半ほぼノンストップで走り、一気に静岡市まで頑張りました。海沿いの潮香、街道の看板、畑を渡る風をバイクだからこそ全身で感じるし、何より飽きる暇がないのが下道の良さだと思います。

 夜はこの周辺でご飯を済ませ、さらに富士市まで進んで1泊。ベッドに倒れ込む瞬間、適度な疲労感が「今日もやり切ったぞ!」と心地よかったです。

伊勢で1泊した翌日、伊勢湾フェリーで愛知県へ渡るため鳥羽港へ
伊勢で1泊した翌日、伊勢湾フェリーで愛知県へ渡るため鳥羽港へ

 2日目は、富士市から東京へ戻る日。せっかくなので少し寄り道して三嶋大社へ参拝。ランチは近くの「三嶋和食ひいらぎ」で鰻を。関東風のふわっとした蒸し焼きに、香ばしい焼き目でめちゃくちゃ美味しかったです! 臭みゼロ、タレも上品で、思わず「また来たい」とブックマークしました。カブで気軽に寄れるからこそ、こういう「ごはんの正解」と出会えるのが嬉しいですよね。

 あとはコンビニで休憩を挟みつつ、約3時間で東京へ。メーターを見て「こんなに走ったのか!」と驚くし、もちろん疲労も感じるけど、達成感のおかげで胸の中が不思議と軽かったです。ただの移動が、ちゃんと「旅」になっているからだと思います。

 今回の往復で、私がいちばん強く感じたのはコレです。下道は時間がかかるけれど、景色が変わるたびに自分も少しずつ変わる。県境を越えるたびに看板の書体や店の並びが変わり、方言やBGMも変わります。カブの速度は「通り過ぎない」、「手軽に戻りやすい」が魅力だと思います。

 それから、ひとりだからこその良さも私は好きです。眠くなったら休む、気になった道に入る、夕焼けの時間に合わせて出発を遅らせるなど、自分のペースで旅のリズムを作れるのは、長距離では何よりの安心なのではないでしょうか。

「スーパーカブで鈴鹿なんて、無理じゃない?」と心配してくれた周りの声もありがたかったけれど、終わってみれば、意外といけちゃう。むしろ、カブだからこそ楽しめた場面がたくさんありました。

原付旅はじめてさんへの「小さなコツ」

■早めの行動:暑さと交通量を避けて、朝のうちに距離を稼ぐとラク。

■フェリー活用:1時間の「座る時間」は、長旅の体に効くご褒美。

■参拝は短距離移動のご褒美に:伊勢のように、バイク駐輪場がわかりやすい場所は特に相性◎。

■水分・塩分・日焼け対策:凍らせた飲料+ネッククーラーで体力温存。

■ナビは排気量設定できるもの:原付二種が入れない道を避けられるとストレス激減。

スーカーカブで気軽に立ち寄れるからこそ出会える「ごはんの正解」も嬉しい
スーカーカブで気軽に立ち寄れるからこそ出会える「ごはんの正解」も嬉しい

 長旅の終わり、ヘルメットを脱いだ額に残る汗、腕に焼けた跡、バッグに忍ばせた小さな戦利品を整理しながら思い出に浸っていました。

 次の夏の鈴鹿も、また「ゆっくり帰る贅沢」をしに行きたくなりました。原付旅、ロングツーリングを迷っている方、大丈夫、意外といけます(笑)!

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!

【画像】「やりきった!!」鈴鹿8耐観戦に愛車の「スーパーカブ110」で往復した小野木里奈さんを画像で見る(9枚)

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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