「ATミッション」ストレーナーはいつ交換したの? 酷くなる前の定期的オイル(フルード)交換が何よりも大切!! スバルの「軽トラトランポ」Vol.22
40数年前、ホンダTN-V(軽トラ360cc)から始まったトランポ生活は、ハイエース100系+ファミリーモデルへと移行しました。新車、中古車を合わせてハイエース100系シリーズを6台乗り継ぎ、そして現在は、軽ワゴン+軽トラの純スバルサンバーで「軽トランポ生活」を満喫しています。バイク仲間が見つけた元赤帽運送車両を購入し、使い勝手良好な「軽トラトランポ」を目指してメンテナンスと改善を繰り返しています。
3ATミッション、果たして何万キロ走って来たのか……
部品取り車のつもりで購入した元赤帽車の通称「白帽サンバー(ルーフは赤から白に塗り替え済)」でしたが、一般の軽トラとして再登録に必要な、いわゆる廃車書類と業務車両の返納証明書が残っていたことから、公道復帰=再登録に向けて、作業進行することに方針転換しました。
自走可能になるまでは、自宅ガレージ前でひたすら作業を繰り返しました。欠品部品の準備・取り付けだけではなく、新しいバッテリーへ載せ換えて通電して、様々な電装機能の確認も行いました。
ある程度まで作業が進みましたので、ここから先は、バイク仲間で自動車のプロメカニックのガレージへ移動して、中古新規登録=車検取得に向けたメンテナンスに入ります。

スバルサンバーの3ATミッションユニットは、果たして何万キロもつのでしょうか?(トランスミッション耐久性のお話しです)
ハイエースでもレジアスでもクラウンでも、おおよそ25~30万キロでAT機能が低下して滑るようになってしまいます。結果的には、車両延命のため、リビルドATへとリンク交換することが多いと聞きます。
ぼく(筆者:たぐちかつみ)が過去に乗り継いできた100系ハイエースは、すべて4AT仕様でした(それ以前の丸ヘッドライトのハイエースはすべてマニュアル4速でした)。
いつも同じように30~35万キロの間で、AT=オートマが滑り出しました。載せ替え作業を自動車整備工場へ依頼すると、その費用はリンク品を使っても25~30万円前後になると伺っていました。
プロメカニックの仲間の見立てでも「まさかサンバーのATが40万キロももたないと思うから、途中でATミッションユニットは載せ替えられていると思うけどなぁ……」との見解でした。
ちなみに整備記録簿は残っていないので分かりません。
ATストレーナーは、定期交換部品
オイル(ATフルード)交換時は、ドレンボルトから抜くだけではなく、2~3回に1度はオイルパンを外して、内部確認しながらオイル交換するのが良いと、サンバーマイスターの方から伺ったことがありました。
そこで今回は、オイルパンを取り外して、ATオイルストレーナー(ろ過フィルター)を交換することにしました(オイルパンを外せば簡単に交換できます)。果たして内部がどうなっているのか……。

オイルパンを取り外すと、そこには鉄粉吸着を目的にしたリング状のマグネットがありますが、なんと!! マグネットが「ウニ(海産物のウニ)」のようになっていました。
そう考えると、現状のATユニットは、ATオイル交換のみ、あるいは、ある走行距離に達してからは、オイル交換することなく、現在の40万キロまで走り続けてきた様子です。
10万キロを超えたATミッションユニットは「ヘタにオイル交換しないほうが良い」との話しを伺うことがありますが、こんな状況になった鉄粉が、マグネットから離れ落ちて内部に回ってしまうと悪影響を及ぼすからだと思います。
おそらくこのATトランスミッションは、ストレーナーを交換してから(もしくは交換せずに)20万キロ以上は走っていると思われます。
将来的には5速マニュアル仕様に改造して、正規改造変更(構造変更)申請したいと考えていますが、スーパーチャージャー×2輪駆動×5速マニュアル仕様の純スバルサンバーは、なかなかありません。
そんな格安解体車があったなら、間違いなく争奪戦になってしまうと思います……。
Writer: たぐちかつみ
フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。

















