海外でも大人気の軽トラ!! 純スバル「サンバー」公道復帰の整備で気付いた不具合 燃料ゲージの誤作動原因はタンクの凹み!? Vol.23

部品取り車のつもりで購入した軽トラのスバル「サンバー」が、あれよあれよと公道復帰! 解体部品商に数年間放置されていたということも含めて、特徴的なダメージもありました……。

ナンバー登録後のメンテナンスあれこれ

 部品取り車のつもりで購入した元「赤帽」の通称「白帽サンバー(ルーフは赤から白に塗り替え済)」でしたが、一般の軽トラとして再登録に必要な、いわゆる廃車書類と業務車両の返納証明書が残っていたことから、公道復帰=再登録に向けて、作業進行することに方針転換しました。

 比較的短期間でナンバー登録と車検前メンテナンスを済ませましたが、箇条書きでメンテナンスポイントをメモしていましたので、登録後でもやりたいことだらけです。

 作業項目は数多く、優先順位を記しながら、ひとつひとつの項目を潰していくことにします。そんな作業の中で、優先項目第1位だったのが「ガソリンタンクの交換」です。

純スバル最終シリーズの軽トラ「サンバー」を所有するバイク仲間は数多く、みなさん揃って「いいね~♪」と声を掛けてくれるのが、ワゴン車かのような「ハイルーフ」です。頭の上の空間は想像以上に広くて使い勝手良好です!!
純スバル最終シリーズの軽トラ「サンバー」を所有するバイク仲間は数多く、みなさん揃って「いいね~♪」と声を掛けてくれるのが、ワゴン車かのような「ハイルーフ」です。頭の上の空間は想像以上に広くて使い勝手良好です!!

 ナンバー登録前の車検メンテナンス中に気付きました。ガソリンタンクの底の前後が、明らかに凹んでいたのです。石や障害物にヒットした形跡は無く、これは明らかに「フォークリフトの爪」で、車体をすくい上げられたときに凹んでしまったものだと思われます。

 中古車事情に詳しいプロメカニックに伺うと「間違いなくフォークリフトの爪ですね」と、同意見でした。

 どこから見てもガソリン容量が減ってしまっているのと、タンク形状の変化によって、メーターの燃料ゲージの表示が不安定な印象です。

 また、満タン時の給油量に違いがありました。これはよろしくありませんので、ネットオークションで中古タンクを購入することにしました。すると、軽トラTTシリーズ用ガソリンタンクの出品数が明らかに少なく、しかもスタート価格から想像以上に高値な印象です。

 一方で、サンバーバンのTVシリーズは出品数が比較的多く、何故かお値段もお手頃のような気がしました。

 そこで、軽トラサンバー用とサンバーバン用の画像(オークション出品画像)を比較してみました。

 肝心なタンク本体の固定位置に違いが無ければ、あとは現物合わせで何とかしてしまえば良い……。そんな考えで、画像比較しながらダメもとで3000円の格安タンクを落札しました。

燃料タンク形状とマウント位置は、シリーズ共通?

 到着したタンクから燃料ゲージを取り外し、内部状況を確認します。するとバイクとは違って、サビは一切ありません。「このまま使える!! ラッキー」と判断しました。

取り外したガソリンタンク(下)と中古部品で購入したガソリンタンク(上)を比較すると、明らかに形状が異なっています。フォークリフトの爪で押し込まれたようです。車重に対してタンク剛性が不足しているのは明らかです
取り外したガソリンタンク(下)と中古部品で購入したガソリンタンク(上)を比較すると、明らかに形状が異なっています。フォークリフトの爪で押し込まれたようです。車重に対してタンク剛性が不足しているのは明らかです

 白帽サンバーの凹んだタンクを取り外し、バン用タンクと現物比較すると、見た目に大きな違いは無く、バン用のタンクをボルトオンで装着できました!!

 タンクを取り外したついでに、燃料フィルターも交換しました。中古で走行距離が少ない燃料ポンプも手持ち部品にありましたが、ここでは燃料フィルター交換だけ済ませて作業完了としました。

 燃料フィルターが新しければ安心していられます。特にサビが発生していたタンクなどでは、フィルター詰まりが発生しがちになります。

 様々な部品を交換しながら満足度を高めているのが現状の白帽サンバーです。しかし、やりたいことはまだまだ沢山あるのです……。

【画像】海外でも大人気の軽トラ!! 凹んだ燃料タンクを中古サンバーバン用と交換を画像で見る(15枚)

画像ギャラリー

Writer: たぐちかつみ

フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。

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