タイ・バンコクでホンダの大型バイク販売店「ホンダ・ビッグ・ウイング」訪問 EVスクーターのバッテリー交換ステーションと充電設備も
2026年シーズンのMotoGP開幕戦タイGPの取材のためにタイを訪れた筆者(伊藤英里)は、帰国の日、飛行機の乗り継ぎに時間があったのでバンコクにある「ホンダ・ビッグ・ウイング」と「アライヘルメット」に立ち寄ってみました。
タイの「ホンダ・ビッグ・ウイング」にはバッテリー交換ステーションが
2026年シーズンのMotoGP開幕戦タイGPを取材するため、筆者(伊藤英里)はタイを訪れました。場所は、バンコクから北東に400kmほど離れたブリーラムです。
MotoGPの取材を終えてブリーラムからバンコクに戻ると、飛行機の乗り継ぎで7時間ほど空いていました。それならばと、バンコクのラミントラにある「ホンダ・ビッグ・ウイング」に向かうことにしたのです。「Grab(グラブ)」というアプリで予約したタクシーで移動します。

筆者が初めてタイを訪れたのは、2018年でした。当時はタイの熱量と、有名な交通渋滞に圧倒されるばかり。バイクタクシーを利用したときには、ドライバーが当たり前のようにノーヘルで走りだそうとしました。びっくりして「ヘルメットは?」と聞くと、そんなこと思いもつかなかった、という顔をして、それでもシート下からヘルメットを取り出して渡してくれました。筆者はそれを被りましたが(とってもぶかぶかでした)、当人はノーヘルでした。
タクシーでバンコクを走っていると、少しずつ変わったのだなと感じます。あれから8年も経っているのですから、当然です。走っているクルマは、きれいなクルマが多くなっていました。2018年の当時はもっと、汚れていても気にしない風体のクルマが多かったように思います。走っているクルマも、すっかりくたびれたものもあるけれど、新しいモデルが増えた気がしました。もちろん、筆者の主観ではあるのですが。
さて、「ホンダ・ビッグ・ウイング」に到着して、まず「これは」と興味を引かれたのは、電動スクーター用のバッテリーシェアリングサービス「Honda e: SWAP充電ステーション」です。
その近くでタクシーを待っていると、30分ほどの間に2台の電動スクーターがやってきて、バッテリーを交換していきました。どちらもデリバリーサービスのスクーターです。
確かにデリバリーに使われるスクーターは、電動が多かったです。日本でもそうですが、タイでもお仕事バイク、デリバリーバイクなどは、電動スクーターが利用されているようです。
「ホンダ・ビッグ・ウイング」は、電動スクーターのバッテリー交換ステーションとしても重要な役割を担っているようでした。

では、店内に入ってみましょう。「ホンダ・ビッグ・ウイング」は、ホンダのビッグバイクを展開するフラッグシップ店です。店内に並ぶのはスポーツバイクやアドベンチャー、ネイキッドなどの大型モデルです。スクーターなどの小型バイクはありません。スタッフに伺ったところ、人気モデルは「CBR650R」だそうです。
奥にはクシタニやアルパインスターズなどのライディングウエア、その奥にはカフェスペースも備えられています。ショールームと言ってもいいでしょう。
店内のレイアウトや並ぶバイクを見ているだけでも、「ホンダ・ビッグ・ウイング」がタイでビッグバイク(趣味としてバイクを楽しむ)という新しい楽しみ方を提案する場所だと分かります。
さらに、お店の隣には「アライヘルメット」があります。本当にすぐ隣なので、もし「ホンダ・ビッグ・ウイング」に足を運んだなら、ぜひ「アライヘルメット」にも立ち寄ってみてください。
こちらはアライヘルメットの各モデルがずらりと並んでいました。人気のカラーリングを尋ねると、カラフルなデザインが人気だそうです。
「ホンダ・ビッグ・ウイング」と「アライヘルメット」からスワンナプーム国際空港へ向かうため、再びGrabでタクシーを呼びました。やってきたタクシーは、偶然にもEVカーでした。
「ホンダ・ビッグ・ウイング」にやってきたデリバリーの電動スクーターといい、EVカーのタクシーといい、タイでも電動化が進んでいるのだなと感じました。ただ、お仕事バイクやクルマ以外では、普及しているとは言いづらい気もします。このあたりの状況は、日本に近いでしょう。
なかなか興味深い、「ホンダ・ビッグ・ウイング」と「アライヘルメット」訪問、そしてバンコクの道でした。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。








