珍しく晴天が続くルマンでレースウイークがスタート EWC開幕戦・予選の模様は…… レーシングライダー大久保光のレースレポート
ヨーロッパで活動中のレーシングライダー大久保光選手が、2026年シーズンの世界耐久選手権(EWC)開幕戦の予選の模様についてレポートしてくれました。
レースウイークから予選を経て順調な流れに
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。
今回は、4月に行われましたFIM世界耐久選手権開幕戦、ルマンラウンドについて書いていきたいと思います。
昨年のルマンとは違い、晴天が続くフランスでは非常に珍しい天気の中、レースウィークがスタートしました。
私はレースウィークになる前まではルーマニアで過ごし、ルーマニアの若手ライダーのインストラクターなどを行なって、比較的バイクに乗る時間を長くとることができて、とても良いコンディションんでレースウィークを迎えることができました。

まずは火曜日のフリー走行ですが、プレルマンテストで大体のセットアップが決まっていたので、エンジンブレーキの調整をしつつチームメイトにしっかりバイクを乗る時間を多くして、私はマシンのチェックを重点的に行なっていきました。本番で使うマシンや、その他イレギュラーなトラブルが無いか確認することが主な走行となりました。
チームメイト、特にプレテストでロングランが時間の関係上うまくできなかった伊藤選手と豊島選手は、その時間を使ってしっかりアベレージタイムを上げることができました。
午後からは、私と鳥羽選手は予選に向けてのシミュレーションを行いました。そこで私は従来のスーパーストッククラスのコースレコードを更新するタイムを出すことができ、とても満足のフリー走行となりました。
水曜日は車検やパレードブリーフィングを行い、木曜日からいよいよ予選1回目が始まりました。
私はブルーライダー、第1走者ということで一番初めに予選を行うことになりました。しかし予選の時間帯は午後ということもあり、思った以上に路面温度が上がって思ったような走りをするのが難しく、火曜日のタイムに届かないベストタイムで終えることになりました。それでも、予選組クラストップタイムで終えることができたのは不幸中の幸いでした。
その後行われたナイトプラクティスでは、予選の反省を生かしてタイムを気にせず、金曜日の予選2回目に向けての練習を行なっていきました。

金曜日の予選2回目は午前中に行われ、木曜日の午後に比べて路面温度も低く、絶好のタイムアタックのコンディションとなりました。
予選では全チームのライダーが出走するため、なかなかクリアアップが取れない中でなんとかタイムアタックをできる場所を見つけてタイムを出しに行きました。
最終セクターでペースの違うライダーに詰まってしまい、タイムロスをしてしまうものの従来のコースレコードを更新して予選を終えることができました。
世界耐久選手権では2人のベストタイムのアベレージタイムが予選のタイムとなるレギュレーションで、チームメイトの鳥羽選手は更に私の出したコースレコードを更新するタイムを叩き出し、ぶっちぎりのアベレージタイムとなってクラスポールポジションを獲得することができました。
チームとして、そしてライダーとしてもここまではとても順調な展開となっていました。土曜日から始まる24時間耐久レースに向けて、しっかり準備をしていくという流れで、チーム一丸となって優勝を目指すという体制は整っていました。
次回は決勝レースについて書いていきたいと思います。









