他メーカーの関係者も一度は見るべき? 『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026』参加取材で絶好調の理由を実感!!
2026年9月5日(土)・6日(日)の2日間、長野県白馬村で毎年恒例となる『BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026』が開催されました。2005年からこの地で続くBMWバイクのファンミーティングに、ライターの中村友彦さんが取材しました。
単一メーカーの「モーターサイクルショー」!?
近年の日本におけるBMWモトラッドの販売は絶好調で、2025年には史上初の6000台オーバーとなる、6451台を記録しました(念のために記しておくと、ここ数年の同社の全世界販売台数は20万台前後で推移)。
その最大の理由は言わずもがな、いろいろな趣向のライダーが乗ってみたくなる、魅力的なモデルを数多く販売しているからでしょう。ただし、9月5日(土)・6日(日)に長野県白馬村の「HAKUBA47 MOUNTAIN SPORTS PARK」で開催された「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2026」を初めて取材した私(筆者:中村友彦)は、「そうか、このミーティングも同社の絶好調の一助なのだな……」と、しみじみ感じました。

と言っても、近年では各メーカーも全国各地でミーティングを開催しているのですが、2026年で21回目を迎える同イベントは、他メーカーのミーティングとはレベルが異なっていたのです。
具体的な話をするなら、まず現行ラインナップの多くに試乗可能で、アフターマーケットパーツメーカーの出展が行われることは、他メーカーのミーティングにも通じる話です。
とはいえ本イベントの場合は、現行ラインナップのほぼ全車に加えて(直立状態で固定した跨り専用車も準備)、日本導入直後の最新モデルを試乗車に加えることが珍しくないようで、今年は十数台もの新型「F 450 GS」が会場に並んでいました。
そしてアフターマーケットパーツ/用品メーカーの出展は、なんと40社以上に及び、同社自身も会場の一画に純正ギア&ガーメントのアウトレットストアを開設し、さらには多種多様な限定グッズの販売も行われるのです。
言ってみればこのイベントには、単一メーカーの「モーターサイクルショー」的な一面があり、すでにBMWモトラッドを所有しているライダーと、いつかは所有したいと考えているライダーにとって、理想的な環境が整っていると私は感じました。
家族やパートナーも楽しめる!?
もちろん、このイベントの魅力はそれだけではありません。と言うより、最大の特徴は来場者の家族やパートナーを含めて、多くの人に楽しんでもらえることを前提にした、20種類以上のコンテンツではないかと思います(熱気球ライドやトレジャーハント、レディースビューティケアコーナーなど、バイクに関係がないコンテンツも多い)。

中でも会場がヒートアップしたのは、1日目の夜に開催された「サタデーナイトバイカーズパーティ」で(仲間とバーベキューのテーブルを囲みながら、バンドのライブと打ち上げ花火を堪能)、今年は特別ゲストに「爆風スランプ」の「サンプラザ中野くん」と「パッパラー河合」が参加したライブが、非常に盛り上がっていました。
そして盛り上がりと言えば、このイベントの目玉のひとつと言われている、最大傾斜28度のゲレンデを愛車で駆け上がる「ヒルクライム・コンテスト」もかなりの大盛況でした。
今年は難易度を高めに設定したようで、無事にコースを登り切ったライダーは15人中3人だけでしたが、走破したライダーにも途中で転倒したライダーにも、観客の多くが熱い声援を送っていたのです。
「エンジン解体ショー」と「引き起こし講座」
ちなみに、私自身がかぶりつきで見入ったのは、「F 450 GS」の「エンジン解体ショー」と、「バイク引き起こし講座」です。
まず前者では、目の前で並列2気筒エンジンがどんどんバラされ、フィンガーフォロワーロッカーアームや135度分の位相をしたピストン、イージーライドクラッチなどが姿を現し、その展開はメカ好きとしてはたまらないものがありました。しかも分解後の部品は、手に取ってじっくり観察できるのです。

一方、後者ではガソリン満タン時の車重が260kgの「R 1300 GSスポーツ」を素材としており、当初の私はスタッフが実演するだけだろうと思っていましたが、「腰をシートに当てる」、「胸をシートに当てる」、「両手をハンドルのバーエンドに添える」、という3種の引き起こし方(いずれの手法も、下半身の力を最大限に活用するのが大前提)をスタッフが実演した後に、来場者によるチャレンジが始まったのです。
もっとも私にとっては、一般的な体格の男性が課題をクリアすることは想定内だったのですが、小柄な女子中学生を含めて、多くの女性が身体を使ってマシンをスッと直立させたことは、完全に想定外です。
そう感じたのは私だけではなかったようで、女性陣が課題をクリアした際は、イベントスペース内に大喝采が起こりました。
1度参加したら翌年も翌々年も……
いずれにしても、このイベントを初めて取材した私は、BMWモトラッドのオーナーとその予備軍なら1度は参加してみるべきだし、おそらく1度参加したら、翌年も、翌々年も……という意識が芽生えると思います。

それほどまでにこのイベントは楽しく、見どころが満載で、もし他メーカーの関係者でイベントの企画や内容に悩んでいる人がいたら、今後の参考として「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN」の会場を訪れてもいいのではないか? と感じました。
なお、公式にアナウンスされた今年の来場者数は4347人で、昨年より数百人少ないそうです。もっともここまでに記した通り、初めてこのイベントを体験した私は「至れり尽くせりで大盛況!!」という印象を抱きましたし、近年の同社の業績を考えれば、来年以降の参加者数は増加に転じるような気がします。
Writer: 中村友彦
二輪専門誌『バイカーズステーション』(1996年から2003年)に在籍し、以後はフリーランスとして活動中。年式や国籍、排気量を問わず、ありとあらゆるバイクが興味の対象で、メカいじりやレースも大好き。バイク関連で最も好きなことはツーリングで、どんなに仕事が忙しくても月に1度以上は必ず、愛車を駆ってロングランに出かけている。























